書籍検索結果 詳細表示

書名

ゼロから始めるパーキンソン病診療

筆頭著者

川上忠孝・著

出版社名

文光堂

ISBNコード

ISBN978-4-8306-1545-0

発行年

2016年10月

判型 / 頁数

A5判 / 232頁

分類

臨床医学系/脳神経・神経内科学

価格

定価4,180円(本体3,800円 税10%)

内容

かかりつけ医が行うパーキンソン病診療について,疑うべき症候,診断,治療,ケアまでわかりやすく解説された,まさにゼロからわかる1冊となっている.

目次

1章 パーキンソン病とは
1 はじめに:パーキンソン病の疫学など
2 パーキンソン病の4大徴候
3 Hoehn‐Yahr重症度,PD患者への説明など
4 パーキンソン病の原因
5 Braak仮説について
2章 パーキンソン病の歴史
1 James Parkinsonの著書『An Essay on the Shaking Palsy』
2 Charcotによる再評価とGowersのreview
3 病理学的裏付け
4 この30年間でのパラダイムシフト
3章 発症前から早期にかけてのパーキンソン病
1 PDは慢性に経過する疾患である
2 病前性格
3 発症前に認められる症候
4 初発症状と4大徴候
5 4大徴候以外のPDの徴候
4章 初期~中期にかけてのパーキンソン病
1 典型的経過
2 PDのhoneymoon period(蜜月期)
3 かかりつけ医で診るか,専門医が診るか?
〜かかりつけ医と専門医の連携
5章 パーキンソン病治療のポイント
1 薬物治療
2 忘れてはいけない合併症:悪性症候群
3 専門医の処方の組み方
4 PDに対する外科療法:特に脳深部刺激療法(DBS)の適応について
5 PDに対するリハビリの適応や方法など
6 今後の治療薬の見通し:disease‐modifying therapyなど
6章 精神症状と非運動症状
1 認知症を認めるとき,どう考えるか
2 認知症を伴うパーキンソン病(PDD)とLewy小体型認知症(DLB)
3 抗パ剤の副作用による非運動症状
4 パーキンソン病の手術療法と認知症
7章 パーキンソン病の鑑別診断
1 非変性疾患によるパーキンソニズム
2 神経変性疾患によるパーキンソニズム
8章 中期~後期以降のパーキンソン病
1 どのような合併症が出現してくるのか?
2 運動系合併症
3 進行期症状
9章 パーキンソン病に併発しうる疾患・終末像
1 PDに併発しうる疾患:生活習慣病の視点から
2 PDの終末像は?
3 どこまで治療を行うべきか?
〜治療の中止・治療内容の変更〜
4 パーキンソン病の死因
1 公的支援としての難病医療費助成制度
2 介護保険制度
3 身体障害者福祉法
4 書類作成の事務的な事項について