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書名

運動器マネジメントが患者の生活を変える! がんの骨転移ナビ

筆頭著者

有賀悦子・他監

その他著者等

田中 栄 監修/緒方 直史 監修/岩瀬 哲 編集/河野 博隆 編集/篠田 裕介 編集

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-02546-1

発行年

2016年7月

判型 / 頁数

B5判 / 312頁

分類

臨床医学系/がん治療・緩和ケア

価格

定価4,180円(本体3,800円 税10%)

内容

体力が低下しているがん患者、特に骨転移を起こした患者にこそ、運動機能を維持し、ADLやQOLを保つための運動器管理が何より重要である。本書はチームアプローチの視点から、“がん患者への運動器マネジメント”をキーワードに、がんの骨転移診療・ケアに関わるすべての人に向けて、患者が最後まで自分で歩くための実践的な運動器管理の方法、在宅を含むリハビリテーションのアプローチ法についてわかりやすく解説している。

目次

序 がん診療の現状と今後の課題

1章 がん診療のパラダイムシフト
 -がんとともに生きる時代-
  A がん診療の現状
  B がん診療における緩和ケアの意義

2章 がん診療における運動器マネジメント
 -がん患者になぜ運動器の管理が必要なのか-
  A がん診療における運動器マネジメントの重要性
  B がん診療における非がん性の運動器疼痛
  C 高齢者におけるサルコペニアの弊害

3章 がん診療に伴う骨管理の重要性
 -がん治療で骨が弱くなる!?-
  A 前立腺癌治療に伴う骨粗鬆症
  B 乳癌治療に伴う骨粗鬆症
  C 消化器癌治療に伴う骨粗鬆症
  D 放射線療法による骨脆弱性
  E 骨粗鬆症の治療

4章 骨転移診療の基本
 -骨転移はこう診る,こう考える-
  A 骨転移とは
  B 骨転移診療の基本戦略
  C 骨転移患者の診察
  D 採血検査
  E 画像診断
  F 原発不明癌で行うべき検査

5章 骨転移の治療
 -おさえておきたい治療の方法-
  A 薬物療法-(1)骨修飾薬
  B 薬物療法-(2)鎮痛薬と鎮痛補助薬
  C 骨転移の疼痛に対するペイン・クリニック的治療アプローチ
  D 骨転移に対する放射線療法
  E 骨転移に対する内照射
  F 長管骨骨転移の治療
  G 脊椎転移の治療
  H 転移性脊椎腫瘍による脊髄損傷の管理
  I 脊髄損傷患者の排尿管理
  J 骨盤転移の治療
  K 骨転移に対する塞栓術
  L 高カルシウム血症,低カルシウム血症への対応

6章 骨転移患者への緩和ケア
 -アプローチひとつで患者の意識は変わる-
  A 骨転移患者に対する緩和ケア
  B 骨転移患者の看護
  C 骨転移患者の精神的ケア

7章 がん診療における運動器リハビリテーションの実践
 -リハビリでADL・QOLを改善する-
  A がんのリハビリテーション
  B 骨転移患者のリハビリテーション
  C 骨転移患者のリハビリテーションの実際
  D 骨転移に対する装具療法
  E 自宅退院に向けた準備
  F 緩和ケアにおける栄養管理

8章 在宅における運動器管理
 -在宅でできるこんなこと-
  A 在宅医の役割
  B 在宅における訪問リハビリテーション

9章 骨転移診療における診療科横断的・集学的な診療の実際
 -最後まで歩くための骨転移診療-
  A 東京大学病院骨転移キャンサーボード
  B 症例紹介

索引