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書名

エキスパートはここを見る 心電図読み方の極意

筆頭著者

三田村秀雄・編

出版社名

南山堂

ISBNコード

ISBN978-4-525-22201-7

発行年

2016年8月

判型 / 頁数

B5判 / 178頁

分類

臨床医学系/循環器内科

価格

定価3,960円(本体3,600円 税10%)

内容

循環器疾患の診療現場で活躍する,心電図の判読眼に定評ある執筆陣が,心電図の読み方を解説.心電図をパターンにあてはめて読み解くだけの鑑別法からもう一歩踏み込んで,「考える心電図」,応用の効く「とっておきの心電図の読み方」を,出し惜しみせずに公開! 心電図を通して患者さんを診る方法や着眼点を学ぶ実践書.

目次

総 論

 私流の心電図読み方スキルアップ法

I. 心電図波形のメッセージ

 1. 心電図波形から心臓以外の情報をキャッチする
 2. 心電図波形の成因
   ―P,PQ,QRSはそれぞれ心臓のどこの興奮を反映しているのか―
 3. 活動電位から心電図波形を理解する
 4. あいまいなBrugada波形を浮き立たせる


II. 病気や病態を鑑別する

 5. 病態から考えるたこつぼ型心筋症と急性前壁梗塞の心電図学的鑑別
 6. 冠動脈病変をどこまで読めるか?
 7. 心不全の原因・機序をどこまで読めるか?
 8. 失神回復後の心電図で原因・機序をどこまで読めるか?
   突然死を予測できるか?

III. 不整脈の起源や機序を推測する

 9. narrow QRS頻拍の機序は何か?
 10. 副伝導路の関与を読めるか?
 11. 上室期外収縮から起源を推定する
 12. 心室期外収縮の起源を読めるか?
 13. wide QRS頻拍の機序を見きわめる
 14. 心室頻拍の起源を読めるか?

IV. 不整脈治療に活かす

 15. 心室頻拍波形から薬剤選択は可能か?
 16. 心房細動には抗不整脈薬が効きそうか? アブレーションは適しているか?
 17. 抗不整脈薬中毒ではないのか? 催不整脈作用出現の心配はないか?
   ―心拍依存性のQRS幅とQT間隔にも目を向けよう―
 18. 心臓再同期療法(CRT)に適した心電図とは?
 19. ペースメーカ不全を起こしていないか?
   ―ペースメーカ症例でみられるさまざまな心電図所見―