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書名

リハビリテーションのための脳・神経科学入門 (改訂第2版)

筆頭著者

森岡 周・著

出版社名

協同医書出版社

ISBNコード

ISBN978-4-7639-1079-0

発行年

2016年5月

判型 / 頁数

A5判 / 244頁

分類

臨床医学系/リハビリテーション医学(医師対象)

価格

定価3,080円(本体2,800円 税10%)

内容

初版から内容を一新!「ニューロリハビリテーション」のために必要不可欠な脳・神経科学の知見を最新の研究まで幅広く紹介。臨床家と教育・研究者が共有すべき一冊。

目次

まえがき

第1部

第1章 脳の中の身体地図と神経可塑性
 1.1 脳の中の身体地図
 1.2 体性感覚の身体部位再現の特徴
 1.3 体性感覚の階層処理機構
 1.4 身体両側からの感覚刺激の統合
 1.5 体性感覚の可塑的変化機構
 1.6 一次運動野の身体部位再現の特徴
 1.7 身体運動を担う一次運動野のニューロン特性
 1.8 一次運動野の可塑的変化機構
 1.9 脳の中の身体地図の再編成
 1.10 豊かな環境および能動的探索と神経可塑性

第2章 脳卒中後の運動機能回復の神経メカニズム
 2.1 脳の修復とは
 2.2 脳の修復における局所的変化のメカニズム
 2.3 脳の修復における中枢神経系の再組織化
 2.4 グリア細胞とシナプス形成の役割
 2.5 環境および経験依存に基づく神経可塑性
 2.6 投射線維から考える運動機能回復
 2.7 交連線維から考える運動機能回復
 2.8 連合線維から考える運動機能回復

第3章 運動制御に関わる空間認知と身体イメージの生成プロセス
 3.1 視覚情報処理経路における形態と空間の認知システム
 3.2 空間情報処理に基づいた手の運動制御システム
 3.3 頭頂葉病変に基づく行為の障害の特徴
 3.4 身体を扱う用語の整理
 3.5 身体図式と身体イメージ
 3.6 身体イメージの延長
 3.7 身体所有感とは
 3.8 身体所有感の階層性
 3.9 神経科学から考える身体イメージ障害の特徴

第4章 運動主体感・運動意図の生成プロセスと運動イメージ
 4.1 運動主体感およびその生成に関わる責任領域
 4.2 運動錯覚経験を生み出す脳機能
 4.3 視覚的運動錯覚の生起とそれに関わる脳機能
 4.4 運動主体感とは何者なのか?
 4.5 運動イメージとは?
 4.6 運動イメージの神経基盤
 4.7 運動イメージに影響する因子
 4.8 運動観察の神経基盤および臨床介入
 4.9 運動イメージに関する臨床研究

第5章 運動学習の神経メカニズムとそのストラテジー
 5.1 運動学習とは
 5.2 運動シークエンスの組織化ならびに運動学習の様式
 5.3 運動スキル課題における脳活動の特徴
 5.4 運動学習における脳の再組織化プロセス
 5.5 強化学習システム
 5.6 誤差学習システム
 5.7 運動の内部モデルとは何か
 5.8 認知機能を活かした学習システム;イメージ・ワーキングメモリ

第2部

第6章 脳・神経科学に基づいた脳卒中リハビリテーション
 6.1 ニューロリハビリテーションとは
 6.2 急性期から回復期における基本的戦略
 6.3 回復期から維持期における基本的戦略
 6.4 維持期における基本的戦略

第7章 脳・神経科学に基づいた疼痛リハビリテーション
 7.1 痛みに関する複数の側面
 7.2 痛みに関連する脳領域
 7.3 慢性痛の神経プロセス
 7.4 下行性疼痛抑制
 7.5 痛みの情動的側面における神経科学的解釈
 7.6 痛みの情動的側面に対するリハビリテーション戦略
 7.7 痛みの社会的側面に対するリハビリテーション戦略
 7.8 痛みの認知的側面における神経科学的解釈
 7.9 痛みの認知的側面に対するリハビリテーション戦略

あとがき
索引