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書名

がん患者の泌尿器症状の緩和に関するガイドライン 2016年版

筆頭著者

日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン委員会・編

出版社名

金原出版

ISBNコード

ISBN978-4-307-10179-0

発行年

2016年6月

判型 / 頁数

B5判 / 112頁

分類

臨床医学系/がん治療・緩和ケア

価格

定価2,200円(本体2,000円 税10%)

内容

がん患者の訴える泌尿器症状は多岐にわたる。その対応に際しては、処置が患者に与える有益性だけでなく、負の側面についても検討し、患者中心に考えることが重要である。本書では、II章「背景知識」で進行がん患者の泌尿器症状で遭遇する頻度の高い7症状と、現場からの要望が大きい尿路カテーテル管理について解説。III章「推奨」では計8の臨床疑問を収載し、エビデンスと専門家の見解に基づく治療指針を示した。

目次

I章 はじめに
 1. ガイドライン作成の経緯と目的
 2. ガイドラインの使用上の注意
 3. エビデンスと推奨の強さ
  1. エビデンスの強さ
  2. 推奨の強さ
 4. 用語の定義と概念

II章 背景知識
 1. 血 尿
  はじめに
  1. 症 候
  2. 病態生理
  3. 評価と検査
  4. 治 療
  まとめ
 2. 下部尿路症状
  はじめに
  1. メカニズム,病態生理
  2. 評価,身体所見と検査
  3. 診断と治療
  まとめ
 3. 上部尿路閉塞・腎後性腎不全
  はじめに
  1. 病態生理
  2. 上部尿路閉塞の原因
  3. 評価と検査
  4. 治療方法
  まとめ
 4. 膀胱部痛・膀胱けいれん
  はじめに
  1. 病態生理
  2. 評 価
  3. 治 療
 5. 陰部浮腫
  はじめに
  1. 病態生理
  2. 鑑別診断
  3. 評価と検査
  4. 治 療
  まとめ
 6. 尿路感染症
  はじめに
  1. 病態生理
  2. 原因菌(病因)
  3. 病態の評価
  4. 症状と検査
  5. 治療の解説
  まとめ
 7. 尿路カテーテル管理
  はじめに
  1. 尿路カテーテルの適応
  2. 管理の実際
  まとめ
 8. 性機能障害
  はじめに
  1. 病態生理と原因
  2. がん患者に生じたEDの評価と検査
  3. がん患者に生じたEDに対する治療
  4. 女性がん患者における性機能障害

III章 推 奨
 1. 血 尿
 2. 下部尿路症状(尿閉)
 3. 下部尿路症状(頻尿・尿失禁)
 4. 上部尿路閉塞・腎後性腎不全
 5. 膀胱部痛・膀胱けいれん

IV章 資 料
 1. 作成過程
  1. 概 要
  2. 臨床疑問の設定
  3. 系統的文献検索
  4. ガイドラインと教科書
  5. 妥当性の検証
  6. ガイドライン作成者と利益相反
 2. 文献検索式
 3. 今後の検討課題