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書名

総合診療専門研修の手引き ―何をどう教え学ぶか 工夫と実例 ≪総合診療専門医シリーズ 4≫

筆頭著者

草場鉄周・編

出版社名

中山書店

ISBNコード

ISBN978-4-521-74191-8

発行年

2016年6月

判型 / 頁数

B5判 / 416頁

分類

臨床医学系/総合診療

価格

定価7,480円(本体6,800円 税10%)

内容

専攻医が総合診療研修の学び方を学ぶ巻。研修を受ける立場の専攻医はもちろん、どう指導したら良いか悩む指導医にも役立つ。

目次

◆総合診療専門医をめざす君たちに
1 総合診療専門研修がめざすもの
◆専門医制度改革と総合診療専門医制度
◆基本領域の専門医として果たすべき役割
◆総合診療専門医のコアコンピテンシー
人間中心の医療・ケア
包括的統合アプローチ
連携重視のマネジメント
地域志向アプローチ
公益に資する職業規範
診療の場の多様性
◆総合診療専門医の経験目標
身体診察及び検査・治療手技
一般的な症候への適切な対応と問題解決
一般的な疾患・病態に対する適切なマネジメント
医療・介護の連携活動
保健事業・予防医療
◆3年間のローテーションの構築

2 総合診療専門研修においていかに学ぶか
◆3年間を通じた学び方
研修目標と研修の場の適切な組み合わせ
ポートフォリオを活かした学び
定期的な省察による生涯学習
ロールモデルとメンターとしての指導医の役割
さまざまな教育法の活用
プリセプティング
症例カンファレンス
ビデオレビュー
SEA
技能教育
シャドウイング
360°評価
MiniCEX
◆多様な研修の場に応じた学びの工夫
総合診療専門研修
診療所における学び
中小病院の総合診療部門における学び
大病院や大学病院における学び
内科研修
小児科研修
救急科研修
その他の領域の研修
ブロックでの多様な研修の工夫
パートタイムでの多様な研修の工夫

3 さまざまなプログラムでの学び方の実例
多様な現場でタテ・ヨコ・ナナメのメンバーと学ぶ――北海道家庭医療学センター
圧倒的臨床力と診療領域の広さ,そして仲間の存在――亀田ファミリークリニック館山 家庭医療後期専門研修医プログラム
都市型診療所を拠点として学ぶ――CFMD家庭医療学レジデンシー・東京
拠点でもある大学以外の“最適の場”で7/8もの期間を学ぶ――筑波大学総合診療グループ
「地域医療のススメ」――地域医療振興協会家庭医療専門後期研修
「子宮の中から天国まで」地域を診る視点を学ぶ――静岡家庭医養成プログラム
アカデミック・キャリアを含む多様なセッティングで学ぶ――三重大学総合診療科における総合診療(家庭医療)プログラム
多様な研修の場を行き来しながら学ぶ――岡山家庭医療センター
地方都市の小病院において学ぶ――飯塚・頴田家庭医療プログラム
歴史を背景に急性期基幹病院から離島診療所までの特性を生かして学ぶ――沖縄県立中部病院での研修
地方都市の単一医療機関でどこででも活躍できるように学ぶ――赤穂市民病院

付録
総合診療専門医 専門研修カリキュラム
総合診療専門研修プログラム 研修目標および研修の場

Column
「家庭医療学」を学ぶために行っていること
研修中にも研究を
他のプログラムの専攻医とどうやって交流しているのか
研修中に「家庭医」としてのアイデンティティを維持しつづけるためには
他院への研修はどうやって頼んだらよいのか
産婦人科研修の実際
専門医試験対策として行っていること
新しいプログラムのつくりかた
研修期間中の出産・育児体験談
指導医の集めかた,リクルートのしかた
索引