書名 |
ピック病とその仲間たち ―前頭側頭葉変性症の臨床 |
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筆頭著者 |
宮永和夫・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88002-761-6 |
発行年 |
2016年5月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 158頁 |
分類 |
臨床医学系/脳神経・神経内科学 |
価格 |
定価4,400円(本体4,000円 税10%) |

平成27年、指定難病として認定され、今注目を集める前頭側頭葉変性症についてまとめた著者入魂の1冊。本書ではピック病を含む前頭側頭葉変性症とその関連疾患について、多くの臨床類型別の事例を取り上げるととともに鑑別診断、治療までを解説。診断・治療からケアまで日常的な生活支援に役立ててほしい。

1 ピック病をめぐるはなし
Ⅰ ピック病の歴史
Ⅱ 神経病理学的所見による前頭側頭葉変性症の分類
Ⅲ 前頭側頭葉変性症の疾患分類など
Ⅳ 行動異常型前頭側頭型認知症(bvFTD)に類似する疾患
2 前頭側頭葉変性症の臨床類型別事例集
Ⅰ 意欲低下を中心とした事例
Ⅱ 常同症を中心とした事例
Ⅲ 脱抑制を中心とした事例
Ⅳ 言語障害を中心とした事例
Ⅴ 記憶障害を中心とした事例
Ⅵ その他の障害を呈した事例
3 鑑別診断
Ⅰ アルツハイマー型認知症と前頭側頭葉変性症の鑑別は可能か
Ⅱ ピック病と「ピック球を有しないピック病」の鑑別は可能か
Ⅲ 分子病理学と臨床医学の今後
4 治療
Ⅰ 原則
Ⅱ 薬物治療
Ⅲ 非薬物療法とケア(生活支援)
Ⅳ 認知症研究において歴史的に重要と思われる文献
5 ピック病とその仲間たち─臨床の風景
Ⅰ ピック病の臨床と病理の報告(1918年~1935年)
Ⅱ 前頭前野の障害でみられる症状群
Ⅲ 記憶障害
Ⅳ 注意障害
Ⅴ 情動障害
Ⅵ 幻覚・妄想
Ⅶ クリューバービューシー症候群(Klüver-Bucy症候群)
Ⅷ 病識の欠如(loss of insight)
Ⅸ 部位による分類
Ⅹ ピック病の病期分類/症状分類