書名 |
肺炎の診かた,考えかた |
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筆頭著者 |
伊藤功朗・編著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-498-13026-5 |
発行年 |
2016年4月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 243頁 |
分類 |
臨床医学系/呼吸器内科 |
価格 |
定価4,180円(本体3,800円 税10%) |

あらゆる診療科,診療施設で接する機会が増加している「肺炎」.本書は,著者の経験に裏打ちされた結論へと至る思考回路を,順序立てて丁寧に解説.使える力が身に付く一冊.

目 次
Chapter I 肺炎の診断と起炎菌検索
1 問診
2 検査
A. 喀痰塗抹・培養検査(一般細菌,抗酸菌)
B. 血液培養
C. その他の検体(胸水,肺穿刺液,気管支鏡検体など)の培養検査
D. 抗体検査
E. 遺伝子増幅検査(PCRなど)
F. 抗原検査
G. 真菌感染を疑うとき(免疫不全や好中球減少)の非侵襲的検査
H. サイトメガロウイルス(cytomegalovirus: CMV)アンチゲネミア(HRP-C7またはC10/11)
Chapter II 肺炎治療の実践
1 市中肺炎
A. 誤嚥のリスクがある場合または膿胸・肺膿瘍
B. 非定型肺炎疑い
C. 細菌性肺炎疑い(基礎疾患を有しない場合)
D. 細菌性肺炎疑い(基礎疾患を有する場合)
E. 細菌性肺炎疑い(緑膿菌感染のリスクを有する場合)
2 HAP/VAP
3 HCAP/NHCAP
4 種々の病態による肺炎
A. 肺膿瘍(肺化膿症),膿胸
B. 誤嚥性肺炎
C. マイコプラズマ肺炎
D. クラミジア(クラミドフィラ)肺炎
E. レジオネラ(Legionella)肺炎
F. 免疫抑制状態の肺炎
5 外来治療・在宅診療
6 フォローの仕方
7 COPD,気管支拡張症に伴う感染症
8 薬剤耐性菌の取り扱い
トピック アミノグリコシド系抗菌薬
コラム 誤嚥性肺炎における肺炎球菌尿中抗原検査
Chapter III 肺炎治療における問題点?一段上を目指して?
1 肺炎のCT像?細菌性肺炎と非定型肺炎の鑑別?
2 困った!抗菌薬が効かないときは?
A. 感染症以外の疾患による場合
B. 感染症による場合?細菌学的要因
C. 感染症による場合?宿主側の要因
D. 薬剤使用方法の要因
3 抗菌薬の副作用
A. 皮疹
B. アナフィラキシー
4 肺炎治療にステロイド薬は有効なのか?
5 肺炎の予防
A. 肺炎球菌とワクチン
B. 口腔ケアの重要性
あとがき
索 引