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書名

エキスパートが現場で明かす 心不全診療の極意

筆頭著者

佐藤幸人・編

出版社名

南山堂

ISBNコード

ISBN978-4-525-24391-3

発行年

2016年3月

判型 / 頁数

B5判 / 180頁

分類

臨床医学系/循環器内科

価格

定価3,960円(本体3,600円 税10%)

内容

心不全診療の臨床現場における日ごろの疑問点や問題点から29のテーマを取上げ,第一線を担うエキスパートが,さまざまな角度から検討し,ガイドラインから1歩踏み込んだ「とっておきの極意」を公開! 息切れ・浮腫など症候への対応から多職種によるチーム医療,急性期治療,終末期の緩和ケアまで充実した内容をコンパクトにまとめた1冊.

目次

総 論 (佐藤幸人)

Ⅰ 慢性心不全における基本治療
 1.心不全患者の肺炎を予防できるのか? (中村一文   三好 亨)
 2.β遮断薬は心拍数が低下すれば低用量でよいのか? (絹川弘一郎)
 3.高用量フロセミドを服用している慢性心不全患者のfluid control,次の一手は? (末永祐哉)
 4.両室ペーシングの適応はQRS波で決めてよいか? (金城太貴   山下武志)
 5.ASVは急性期を脱したら中断するべきか? (安達 仁
 6.心房細動を合併する心不全に,抗凝固療法は必須(井口守丈   赤尾昌治)
 7.どういった患者にアブレーションを行う? (清水友規子   吉谷和泰)
 8.拡張不全に薬は効くの? (田中秀和)

Ⅱ 慢性心不全における日常管理
 9.心不全における高血圧は原因か結果か? (岸 拓弥)
 10.心不全にスタチンは有効か? (荒井秀典)
 11.1日にタバコ1〜2本ならいいだろうか? (飯田真美)
 12.ナトリウム摂取量を減らせば減らすほど慢性心不全患者の増悪・予後はよくなるのか? (廣谷信一)
 13.心臓リハビリテーションの開始にあたって注意すべき点は何か? (谷口良司)
 14.チーム医療の工夫,患者・家族への教育とは? (加藤尚子)

Ⅲ 急性心不全
 15.息切れ・呼吸困難だけで大丈夫? (加藤貴雄)
 16.BNP・NT-proBNP,どう使う? (長央和也)
 17.点滴強心薬は急性心不全患者の予後を悪化させるか? (小笹寧子)
 18.本当にカルペリチドが必要か? それとも硝酸薬で十分か? (加藤真帆人)
 19.急性心不全におけるNIPPV:テーラーメイド療法は必要か? (横山広行)
 20.重症心不全患者に栄養療法は必要か? (黒住祐磨)
 21.急性心不全患者の痛み・不穏・せん妄をどう管理するか? (中山寛之)

Ⅳ 重症心不全と臓器管理
 22.重症心不全患者における腎予備能をどう評価し,体液量の調節を行うか? (加藤倫子)
 23.重症心不全患者における肝機能評価はどのような意義があるか? (谷口達典   坂田泰史)
 24.VADを心不全治療のツールとして使うには? (戸田宏一   澤 芳樹)

Ⅴ 高齢者心不全
 25.無理をしてまで高齢者にβ遮断薬を入れるべきか? (猪又孝元)
 26.体重が減っています.筋肉は減少していませんか? (絹川真太郎   福島 新)

Ⅵ 終末期心不全
 27.難治性心不全の終末期にまつわる課題とは? (野々木宏)
 28.心不全のQOD:在宅医療で最期まで診るためには? (弓野 大)
 29.緩和ケアはいつから始めるべきか? (大石醒悟)