書名 |
サバイバーを支える 看護師が行うがんリハビリテーション ≪がん看護実践ガイド≫ |
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筆頭著者 |
日本がん看護学会・監 |
その他著者等 |
矢ヶ崎 香 編集 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-02487-7 |
発行年 |
2016年3月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 184頁 |
分類 |
臨床看護/診療科・疾患/がん・緩和ケア |
価格 |
定価3,300円(本体3,000円 税10%) |

がん、治療とともに日常生活を送るがんサバイバーが自立した生活を送るためのリハビリテーションが求められている。本書では、がんの治療期の患者に焦点をあて、がんリハビリテーションを実践するうえで基盤となる知識、技術について解説し、特に看護師が行う実践について取りあげている。看護師がベッドサイドなどで行うリハビリテーションや退院後の生活を想定したセルフケア指導について解説した1冊。

第1章 サバイバーへのがんリハビリテーションの基本
1 がんリハビリテーションの概要
1 “がんと共存する時代”における医療のあり方
2 がん医療におけるリハビリテーションの役割
3 対象となる障害・病期による段階
4 がんリハビリテーションのエビデンス
5 身体機能評価
6 今後の課題と展望
2 看護師が行うサバイバーへのがんリハビリテーション
1 がんサバイバーの理解
2 リハビリテーションが意味すること
3 quality of life
4 がんリハビリテーションと看護師の役割
5 がんリハビリテーションに求められる看護師の知識と能力
6 多様な場所で継続するがんリハビリテーション
7 チームアプローチにおけるがんリハビリテーションと看護師の役割
8 がんサバイバーとともに「新たな普通を探す」
3 がんリハビリテーションの進め方
1 リハビリテーションプログラムの立て方
2 リハビリテーションの進め方
3 がんリハビリテーションの実際
4 がんリハビリテーションの注意点・リスク管理
第2章 手術療法に伴う機能障害のがんリハビリテーション
1 摂食嚥下障害のあるがん患者のリハビリテーション 食道がん
1 手術療法に伴う機能障害のメカニズム
2 評価,アセスメント
3 手術前に行う摂食嚥下機能訓練に関するリハビリテーションの指導と実施
4 手術後(入院中)に行う摂食嚥下機能訓練に関するリハビリテーション
5 退院後-日常生活の中で行うセルフリハビリテーション
6 看護師による患者の評価
2 上肢の運動障害に関するがん患者のリハビリテーション 乳がん
1 手術療法に伴う機能障害のメカニズム
2 評価,アセスメント
3 手術前に行うリハビリテーションの指導と実施
4 手術後(入院中)に行う上肢のリハビリテーション
5 退院後-日常生活の中で行うリハビリテーション
6 看護師による患者の評価
3 上下肢のリンパ浮腫に対するがん患者のリハビリテーション
乳がん,子宮がん,卵巣がん,大腸がんなど
1 症状のメカニズム
2 リンパ浮腫の評価
3 手術前後に行うセルフケアの指導
4 手術前に行うセルフケア指導の実際
5 手術後(入院中)に行う指導の実際
6 退院後(外来)-日常生活における予防,悪化予防のためのセルフケア支援
7 看護師による患者の評価
4 下部尿路機能障害のあるがん患者のリハビリテーション
1 手術療法に伴う下部尿路機能障害のメカニズム
2 評価,アセスメント
3 手術前に行うリハビリテーションのセルフケア指導
4 手術後(入院中)に行うリハビリテーションの指導
5 退院後-日常生活におけるセルフリハビリテーション,日常生活の工夫
6 看護師による患者の評価
第3章 がん薬物療法に伴う症状のがんリハビリテーション
1 倦怠感,疲れやすさのあるがん患者のリハビリテーション
1 症状を引き起こす要因
2 治療開始前の評価
3 治療中,治療後の症状の査定
4 症状の予防と悪化予防のためのリハビリテーションの指導
5 看護師による患者の評価
2 末梢神経障害のあるがん患者のリハビリテーション
1 症状を引き起こす要因
2 治療開始前の評価
3 治療中,治療後の症状の査定
4 症状の悪化予防と事故の予防のためのリハビリテーションの指導
5 看護師による患者の評価
3 関節痛,こわばり感のあるがん患者のリハビリテーション
1 症状を引き起こす要因
2 治療開始前の評価
3 治療中,治療後の症状の査定
4 症状の悪化予防,症状緩和のためのリハビリテーションの指導
5 看護師による患者の評価
第4章 多職種チームで行うがんリハビリテーション
1 連携の実際とポイント 看護師の視点から
1 がん患者のリハビリテーションにおける多職種チーム医療と看護師の役割
2 事例にみる多職種チーム医療と看護の実際
2 連携の実際とポイント PTの視点から
1 円滑で効果的な連携に必要なこと
索引
Column
男性の腹圧性尿失禁に対する骨盤底筋訓練の効果に関するエビデンス
CICによる排尿機能の回復の可能性