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書名

ロイ適応看護理論の理解と実践 (第2版)

筆頭著者

小田正枝・編

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-02469-3

発行年

2016年2月

判型 / 頁数

B5判 / 312頁

分類

基礎看護/基礎看護学/看護理論

価格

定価2,860円(本体2,600円 税10%)

内容

ロイ理論をわかりやすく概説し、教育・臨床に活かすための具体的な方法を明らかにする。特に、ロイ理論に基づく看護過程についての記述が充実。また独自の試みとして、ロイの示す看護診断とNANDA‐I看護診断の対応を一覧化。さらに、看護過程の具体的な記録や評価方法にも触れ、初学者だけでなく教員・臨床看護師にも役立つ。第2版では最新の理論内容に対応し、NANDA‐Iとの連携も強化。ロイ理論の本質に迫る1冊!

目次



第1章 ロイ適応看護理論の概説
 1.ロイ適応看護理論の背景
 2.看護学のメタパラダイムをどのように述べているか
 3.哲学的主張をどのように述べているか
 4.「システム」と「適応」という重要概念をどのように述べているか
 5.理論開発にみるロイ適応看護理論

第2章 ロイ適応看護理論の概念構造
 1.適応システムとしての人間
  システムモデル
  システムとロイ適応看護理論の関係
  刺激
  適応レベル
  行動
 2.対処プロセス
  対処プロセスとは
  調節器サブシステム
  認知器サブシステム
 3.適応様式
  適応様式とは
  生理的様式の概要
  自己概念‐集団アイデンティティ様式の概要
  役割機能様式の概要
  相互依存様式の概要
 4.人間・環境・健康・看護
  人間
  環境
  健康
  看護

第3章 ロイ適応看護理論に基づく看護過程
 1.ロイ適応看護理論と看護過程
 2.行動のアセスメント
 3.刺激のアセスメント
 4.看護診断
 5.目標の設定
 6.介入
  刺激と対処プロセスヘの介入
  実行可能なアプローチの見極めと分析
  選択したアプローチの実施
 7.評価
  目標の反映としての評価
  評価で用いられる技能
  看護過程の継続性
 8.まとめ

第4章 適応様式の解説
 1.生理的様式の理解
  重要概念の解説
  酸素化
  栄養
  排泄
  活動と休息
  保護(防衛)
  感覚
  体液・電解質,酸・塩基平衡
  神経学的機能
  内分泌機能
 2.自己概念‐集団アイデンティティ様式の理解
  重要概念の解説
  個人の自己概念様式
  関係のある人々の集団アイデンティティ様式
 3.役割機能様式の理解
  重要概念の解説
  個人の役割機能様式
  関係のある人々の集団役割機能様式
 4.相互依存様式の理解
  重要概念の解説
  個人の相互依存様式
  関係のある人々の相互依存様式

第5章 看護診断の解釈および用語の解説
 1.ロイ適応看護理論とNANDA‐I看護診断
 2.生理的様式
  酸素化
  栄養
  排泄
  活動と休息
  保護(防衛)
  感覚
  体液・電解質
  神経学的機能
  内分泌機能
 3.自己概念‐集団アイデンティティ様式
 4.役割機能様式
 5.相互依存様式

第6章 ロイ適応看護理論と実践
 1.ロイ適応看護理論に基づく記録様式
 2.ロイ適応看護理論に基づく記録のガイドライン
  行動のアセスメント
  刺激のアセスメント
  看護診断
  目標
  介入
  評価
 3.看護記録の評価

第7章 専門領域別の実践例
 1.ロイ適応看護理論に基づく看護過程の事例
 2.急性期 左下腿骨折(開放)の大腿下端部より切断術後2日目の患者の看護過程
 3.慢性期 パーキンソン病をもつ人の看護過程
 4.終末期 死にゆくことに不安を抱えている人の看護過程
 5.老年 左半身麻痺と認知症,心不全がある患者の看護過程
 6.小児 化学療法を受けている男児の看護過程
 7.精神 うつ病患者の看護過程
 8.在宅 自宅療養している成人男性の看護過程

第8章 ロイ適応看護理論の研究
 1.はじめに
 2.ロイ適応モデルに基づいた海外の研究 2000~2015年までの文献の傾向
 3.ロイ適応モデルに基づいた国内の研究の取り組み

索引