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書名

混合研究法入門 ―質と量による統合のアート

筆頭著者

抱井尚子・著

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-02470-9

発行年

2015年12月

判型 / 頁数

四六判 / 148頁

分類

基礎看護/基礎看護学/看護研究

価格

定価2,200円(本体2,000円 税10%)

内容

質的研究と量的研究という区分を超える第三の流れとして、いま混合研究法が看護界で注目されている。本書は日本語による初めてのオリジナルの入門書として、その概要と歴史的発展をおさえつつ、混合研究法の研究プロセス・研究デザインを、実際の研究事例をまじえながらわかりやすく解説し、混合研究法の意義とこれからの展望を示す。コンパクトな形にまとめ、混合研究法のA to Zがスムーズにつかめる1冊。

目次

 序

第1章 混合研究法の新たなる幕開け
 MMRの国際・国内学会始動!
 MMRと私
 MMRのこれまで-パラダイム論争を乗り越えて
 MMRの現在-質的研究主導型MMRの誕生
 MMRのこれから
 まとめ

第2章 混合研究法コミュニティの多様性
 MMRコミュニティの多様性を認識する重要性
 MMRコミュニティのメジャー・プレイヤー
 まとめ

第3章 混合研究法の歴史的発展と現状
 MMRの歴史を振り返ることの重要性
 哲学的前提,方法論,そして方法
 量的研究と質的研究
 研究法の歴史的発展経緯
 まとめ

第4章 混合研究法の手続き(その1)
 MMR独特の研究手続きを理解する重要性
 MMRの定義と特徴
 研究目的と研究設問
 サンプリング
 まとめ

第5章 混合研究法の手続き(その2)
 研究デザインの類型を理解することの重要性
 研究デザインとその類型
 質的・量的アプローチの統合
 まとめ

第6章 混合研究法デザインとその研究例(1)基本型編
 複雑化するMMRデザイン
 三つの基本型MMRデザイン
 収斂的デザインの研究例
 説明的順次的デザインの研究例
 まとめ

第7章 混合研究法デザインとその研究例(2)応用型編
 三つの応用型MMRデザイン
 社会的公正デザイン(変革的デザイン)の研究例
 介入デザイン(埋め込みデザイン)の研究例
 段階的評価デザイン(多層的デザイン)の研究例
 まとめ

第8章 混合研究法における今後の課題
 MMRの質の評価
 研究報告書の執筆
 MMRの教育
 研究実践におけるチーム・アプローチの可能性
 まとめ

 おわりに
 索引