書名 |
薬物動態のイロハ |
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筆頭著者 |
加藤基浩・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-525-72741-3 |
発行年 |
2016年2月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 115頁 |
分類 |
薬学/医療系薬学/薬物動態 |
価格 |
定価2,090円(本体1,900円 税10%) |
薬物の体内での吸収・分布・代謝・排泄という薬物動態全般について解説された入門書.本書では,苦手意識の強い数式を用いずに薬物動態の概念が理解できるよう,著者独自に調べた情報等を基に分かりやすく解説.薬物動態の勉強の第一歩としてお勧めの一冊.
1 薬物動態の基礎
① 薬物動態とは
② アルコールの体内動態を例として
③ 薬物動態の考え方の基本は水と油
2 薬物動態パラメータ
① 血中濃度と血漿中濃度
② 薬物動態パラメータ
③ バイオアベイラビリティ
④ 単回投与と反復投与
⑤ 有効濃度と半減期
⑥ 市販薬による薬物動態パラメータの相場観
3 吸 収
① 経口剤の吸収
② 薬をいつのむのか?―食前・食後・食間
③ 溶 解
④ 吸 収
a ありのままの膜透過
b トランスポーターという名の運び屋,追い出し屋
⑤ 溶解性と膜透過によるグループ分け
⑥ 初回通過代謝
⑦ プロドラッグ
⑧ 非線形性
4 分 布
① 血流による運搬
② 分布容積
③ タンパク結合(血漿中,組織中)
④ トランスポーター
5 代 謝
① 薬物の2つの代謝反応
② 代謝はどこで起きるか?
③ 代謝反応の種類
a 酸化反応
b 還元反応
c 加水分解反応
d グルクロン酸抱合反応
e その他の代謝反応
④ 代謝酵素
a ミクロソームの酵素
1) シトクロムP450(CYP)
2) フラビン含有モノオキシゲナーゼ(FMO)
3) グルクロン酸転移酵素
4) エステラーゼ
b サイトソールの酵素
c その他の酵素
6 排 泄
① 排泄経路
② 尿中排泄
③ 腎障害患者での薬物動態
④ 胆汁中排泄
7 薬物間相互作用
① のみ合わせ
② 薬物間相互作用の2つのパターン
③ 代謝酵素の阻害と誘導
a 代謝酵素の阻害
b 代謝酵素の誘導
④ トランスポーター阻害
⑤ タンパク結合の阻害
⑥ 実際の相互作用の例
付 録 ― 薬剤情報
1. 1日の投与回数
2. 異なる含量の製剤数
3. 製剤の種類
4. 製剤の大きさ
5. 製剤の重量
6. 薬物動態試験の被験者数