書名 |
メディカル・アロマセラピー (改訂第3版) ≪補完・代替医療≫ |
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筆頭著者 |
今西二郎・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7653-1664-4 |
発行年 |
2015年12月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 231頁 |
分類 |
医学一般/その他 |
価格 |
定価3,080円(本体2,800円 税10%) |
アロマセラピーを医療に正しく応用するために! 看護や介護の現場で役立つメディカル・アロマセラピーの魅力を満載
本書は初版刊行から約10年が経過した.その間アロマセラピーの知識はますます普及し,アロマセラピーへの関心は,一般の方だけでなく医療従事者にも高くなってきた.アロマセラピーの基礎および臨床研究も多くなされるようになり,確かにそのレベルは格段に上がってきている.さらにそのうちのいくつかは医学領域のインパクト・ファクターの高い医学雑誌にも掲載されるようになってきた.
そのような状況から今回の改訂3版では,アロマセラピー効果のエビデンスが揃ってきた分野の一つで,多くの方々に興味のある不眠症について大幅な改訂を行った.
また,高齢化社会を迎えたいま,日々関心の高い認知症に対するアロマセラピーの効果についても最新の情報を追加した.細かい点での間違い箇所は訂正し,より完成度の高いものに仕上がっている.
メディカル・アロマセラピーの標準書としてアロマセラピーに関心のある一般の方々や多くのアロマセラピストに役立つ書である.
A 総 論
1章 アロマセラピー序論
1 定義
2 歴史
3 芳香植物の分類と性状
2章 エッセンシャルオイル
1 定義
2 抽出法
3 エッセンシャルオイルの成分
4 テルペン類
5 官能基を有する化合物
6 エッセンシャルオイルの分析
7 エッセンシャルオイルの相互作用
8 ラベル,グレード,保管などの注意事項
9 各種エッセンシャルオイルの特徴
付:日本人になじみの深い香りのエッセンシャルオイル
3章 キャリアオイルの種類
1 油,グリセリン
2 飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸
3 キャリアオイルの取り扱い
4 主なキャリアオイル
4章 エッセンシャルオイルの薬理作用
1 嗅覚の知覚認識-自律神経系
2 経皮吸収
3 呼吸器系,その他からの吸収
4 肝臓での代謝
5章 アロマセラピーの方法
1 エッセンシャルオイルのブレンディング
2 芳香浴,全身浴,部分浴,塗布,マッサージ
3 副作用:パッチテスト
4 快適な空間作り
6 章 看護とアロマセラピー
1 看護の場でのアロマセラピーの有用性
2 どのようにアロマセラピーを役に立たせるか
B 各 論
1章 感染症
1 エッセンシャルオイルの細菌に対する効果
2 エッセンシャルオイルの真菌に対する効果
3 エッセンシャルオイルのウイルスに対する効果
4 感染症への応用
5 おわりに
2章 産婦人科
1 妊娠・出産の時期に用いる
2 女性特有の病気や症状
3章 心身症,精神疾患
1 ストレスと疾患
2 ストレスと免疫
3 心身症
4 ストレスに伴うさまざまな症状
5 不眠症
4章 肩こりや痛み
1 はじめに
2 アロマセラピーによる鎮痛作用機構
3 各症状に対するレシピ
5章 消化器疾患,代謝・栄養
1 消化器疾患とその症状
2 代謝・栄養異常
6章 皮膚疾患およびその他の症状
1 皮膚疾患
2 アレルギー
3 禁煙指導
4 時差ぼけ
5 口腔(オーラル)ケア
7章 がん,ホスピス,緩和医療,老人保健施設
1 がんとアロマセラピー
2 介護施設での利用
8章 スポーツ・アロマセラピー
1 スポーツ・アロマセラピーの目的
2 スポーツ・アロマセラピーの実際
3 スポーツの種目による使い分け
9章 アロマセラピーに必要な法律知識
1 エッセンシャルオイルなどの関係する法律
2 アロマセラピー行為に関する法律
3 医療機関内で行われるアロマセラピー実施についての指針