書名 |
ナースの心臓血管外科学 (2版) |
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筆頭著者 |
安達秀雄・他編著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-498-07559-7 |
発行年 |
2014年3月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 200頁 |
分類 |
臨床看護/診療科・疾患/臨床看護一般 |
価格 |
定価4,620円(本体4,200円 税10%) |
今日のナースに必要とされる心臓血管外科の知識をわかりやすく,実践的に解説したテキスト.外科治療を要する心臓血管疾患の病態と手術と管理について,多数の心臓血管外科手術を担当している若手医療スタッフが基本的知識だけでなく,実際の看護に直接役立つ実践的な内容まで解説した.
1 心臓血管外科,ICU(集中治療部)の基本的知識〈安達秀雄〉
A.循環器(心臓血管)疾患の診療
1.診 断
2.治 療
B.心臓血管外科手術の特徴
1.手術治療の適応
2.人工心肺の使用と手術数の推移
C.ICUの役割と緊急症例の受け入れ
1.ICUの役割
2.緊急症例の受け入れ
D.手術前後の検査項目
1.入院時一般検査項目
2.虚血性心疾患の検査
3.心臓弁膜症の検査
4.先天性心疾患(成人)の検査
5.胸部大動脈疾患の検査
6.腹部大動脈疾患の検査
7.術前一般処置
8.術後管理指示項目
2 心臓手術の補助手段―人工心肺―〈百瀬直樹〉
A.人工心肺の歴史と目的
B.体外循環回路と構成部品
1.カニューレ
2.脱血回路
3.送血回路
4.送血ポンプ(血液ポンプ)
5.人工肺
6.貯血槽
7.心筋保護
8.温度管理
C.体外循環のモニタ
1.患者側モニタ
2.人工心肺側モニタ
D.体外循環の実際
1.情報の収集と体外循環プランの作成
2.組み立て
3.充 填
4.ヘパリンの投与
5.カニューレの挿入
6.体外循環の開始
7.冷 却
8.完全体外循環
9.大動脈遮断
10.心筋保護液の注入
11.体外循環の維持
12.復温開始
13.大動脈遮断解除
14.心拍動再開
15.体外循環からの離脱
16.体外循環の終了
17.カニューレの抜去
18.プロタミンの投与
19.人工心肺内残血処理
E.人工心肺の特殊性
F.想定される事故の分析と具体策
1.人工心肺の停止
2.気泡の送り込み
3.酸素加不良
4.回路の抜けや破損
5.血液の凝固
6.誤薬と異型輸血
7.不適当な心筋保護
8.吸引や脱血の異常
9.汚染(感染)
G.人工心肺の安全装置
H.今後の人工心肺
3 心臓血管外科手術の麻酔〈青山泰樹〉
A.麻酔とは?
1.全身麻酔
2.局所麻酔(広義)
B.モニタ
1.心電図
2.血 圧
3.酸素飽和度
4.呼気二酸化炭素分圧
5.呼気麻酔ガス
6.BIS(bispectral index sensor)
7.体 温
8.観血的動脈圧
9.動脈血ガス分析
10.活性凝固時間
11.中心静脈圧
12.肺動脈圧
13.新たな循環動態モニタ
14.経食道心エコー
C.麻酔の実際
D.各疾患に対する麻酔
4 冠動脈バイパス術〈山口敦司〉
A.冠動脈疾患についての基礎知識
B.冠動脈バイパス手術の適応と手術危険因子
C.冠動脈バイパス手術の実際
D.心筋梗塞合併症に対する手術
E.術後合併症
F.術後早期経過および長期予後
G.クリニカルパス
H.心臓リハビリテーション
I.入院中の患者指導
5 心臓弁膜症と手術〈安達晃一〉
A.大動脈弁疾患
B.僧帽弁疾患
C.三尖弁閉鎖不全症
D.感染性心内膜炎
E.メイズ手術
6 先天性心疾患(成人)と手術〈河田政明〉
A.心房中隔欠損症
B.房室中隔欠損症(不完全型)〔心内膜床欠損症〕
C.心室中隔欠損症
D.動脈管開存
E.バルサルバ洞動脈瘤(破裂)
F.エプスタイン病
G.ファロー四徴症
H.修正大血管転位
7 胸部大動脈疾患と手術〈由利康一〉
A.胸部大動脈疾患の分類
B.AAEと上大動脈瘤
C.弓部大動脈瘤
D.下行大動脈瘤
E.胸腹部大動脈瘤
F.胸部大動脈瘤に対するステントグラフト治療
8 腹部大動脈瘤と手術〈堀 大治郎〉
A.解 剖
B.臨床症状と画像診断
C.手術適応
D.術前評価
E.手術治療
F.合併症
G.手術成績・予後
末梢動脈疾患(PAD)と手術〈松本春信〉
A.概 論
B.急性動脈閉塞症
C.慢性動脈閉塞症
補助循環
A.大動脈内バルーンパンピング(IABP) 〈田村 敦〉
B.経皮的心肺補助装置(PCPS) 〈田村 敦〉
C.補助人工心臓(VAS) 〈梅田千典〉
索 引