臨床研修医および専攻医、指導医が対象．神経内科診療の進め方・検査・疾患（治療）に関する知識はもちろん，専門分野の決定後に直面する問題を解決し，神経内科専門医としての技量，コミュニケーション能力を習得するための必携の書．

第1章　神経内科研修でのアドバイス
Aこれから神経内科医になる人へ

B研修の概要
第2章　診療の進め方
第3章　神経内科研修で学ぶべき知識と技術
1. 血液検査
2. 抗神経抗体検査
3. 抗ガングリオシド抗体検査
4. 遺伝子検査
5. 腰椎穿刺および脳脊髄液検査
6. X線検査
7. 頸動脈超音波検査
8. 経食道心エコー検査
9. 経頭蓋超音波ドプラ検査
10. 
頭部CT検査
11. 頭部MRIおよびMRA
12. 重要なMRIの特殊撮像法
13. 筋の画像診断（CT・MRI）
14. 脊髄および脊椎のCT・MRI
15. 脳血管撮影
16. シンチグラフィー
17. PET
18. 脳　波
19. 脳磁図
20. 筋電図および神経伝導検査
21. 誘発電位
22. 自律神経機能検査
23. 筋生検
24. 神経生検
25. その他の臓器生検
26. 神経疾患におけるリハビリテーション
27. 血漿交換と血液浄化療法
28. 在宅酸素療法と人工呼吸器管理
第4章　症候からのアプローチ（救急を含む）
1. 意識障害
2. 痙攣（てんかん重積状態，てんかん発作を含む）
3. 頭　痛
4. めまい
5. 運動障害
6. 運動失調
7. 歩行障害
8. 記憶障害
9. 視野障害・複視
10. 構音障害
11. 嚥下困難
12. 感覚障害，しびれ
13. 膀胱直腸障害
第5章　神経内科疾患の診療
A脳血管障害
1. 虚血性脳血管障害
2. 脳出血
3. 脳静脈洞血栓症
4. 脳動脈瘤，くも膜下出血
5. 脳動脈解離
6. もやもや病
7. 脳血管奇形
B変性疾患
1. 大脳変性疾患
2. 基底核の変性疾患
3. 小脳の変性疾患
4. 運動神経の変性疾患
5. 多系統の変性疾患

C脱髄疾患
1. 多発性硬化症
2. 急性散在性脳脊髄炎
D自己免疫性神経疾患
1. stiff-person症候群とIsaacs症候群
2. 傍腫瘍性神経症候群
3. 自己免疫性脳炎（非ヘルペス性辺縁系脳炎，橋本脳症）
E感染症
1. ウイルス性髄膜炎および脳炎
2. 細菌性髄膜炎および脳炎
3. 真菌感染症
4. 結核感染症
5. 神経梅毒
6. 進行性多巣性白質脳症
7. HIV脳症
8. ヒトTリンパ球向性ウイルス脊髄症（HTLV-1関連脊髄症）
9. プリオン病
F遺伝性代謝性疾患
1. 白質ジストロフィー
2. Fabry病
3. 脳腱黄色腫症
4. Wilson病
5. 無セルロプラスミン血症
6. ポルフィリア
7. 筋型糖原病
G内科疾患に伴う神経系疾患
1. ビタミン欠乏症に伴う神経障害
2. 電解質代謝異常に伴う神経障害
3. 肝性脳症
4. 腎疾患に伴う神経系障害
5. 内分泌疾患に伴う神経系障害
6. 膠原病に伴う神経障害
7. 血液疾患に伴う神経障害
8. 肺疾患に伴う神経障害
9. 神経Behçet病
10. 神経Sweet病
11. 神経・筋サルコイドーシス
H末梢神経疾患
1. 炎症性
2. 遺伝性ニューロパチー
3. 絞扼性ニューロパチー
4. 神経叢障害
I脊椎・脊髄疾患

J筋疾患
1. 炎症性筋疾患（多発筋炎，皮膚筋炎）
2. 筋強直性ジストロフィー
3. 筋ジストロフィー
4. ミトコンドリア脳筋症
5. 周期性四肢麻痺
6. 先天性ミオパチー
7. 悪性高熱
K神経筋接合部疾患
1. 重症筋無力症
2. Lambert-Eaton筋無力症候群
L機能性疾患
1. 
てんかん（てんかん重積の治療を含む） 

2. 慢性頭痛
3. 複合性局所疼痛症候群と神経障害性疼痛
4. めまい
5. 本態性振戦
6. 一過性全健忘
7. レストレスレッグス症候群
8. 発作性運動誘発性舞踏アテトーシス
M母斑症を伴う神経疾患
N脳腫瘍

O水頭症

P頭部外傷


Q中毒性神経筋疾患
R脳死（脳死判定基準）

S神経内科医に必要な外科の知識

第6章　知っておくべき知識と制度
第7章　書類の書き方
◆Column