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書名

ICU/CCUの薬の考え方,使い方 ver.2

筆頭著者

大野博司・著

出版社名

中外医学社

ISBNコード

ISBN978-4-498-06663-2

発行年

2015年12月

判型 / 頁数

A5判 / 860頁

分類

臨床医学系/救急医学

価格

定価7,040円(本体6,400円 税10%)

内容

ICU/CCUで頻用される薬剤の解説を中心に,著者が日々の臨床で培ったクリティカルケアの技術,経験をまとめた好評書の改訂版.大幅改訂によりボリュームが倍増した.

目次

略語集
クリティカルケアで重要な公式集


総論

ICU入室患者のアセスメント
  1.クリティカルケアでのルーチン“6”
  2.クリティカルケアでの一般原則
  3.クリティカルケアのアセスメントはパーツに分けて行う
  4.ケースをふりかえって


各論

第1章 鎮痛薬
  1.クリティカルケアでの鎮痛薬の考え方
  2.鎮痛の評価
  3.痛みのメカニズムと鎮痛薬の作用部位
  4.クリティカルケアでよく使われる鎮痛薬
  5.クリティカルケアでよく使われる鎮痛補助薬・硬膜外鎮痛法
  6.当院でよく用いられる鎮痛持続静注メニュー
  7.痛み,不穏,せん妄の評価・対応の流れとケースによる鎮痛薬の実践的な使い分け
第2章 鎮静薬
  1.クリティカルケアでの鎮静:“鎮痛第一”─“鎮痛”と“鎮静”は異なることに注意しよう!
  2.クリティカルケアで使用される鎮静薬
  3.鎮静評価のためのスケール
  4.せん妄の分類
  5.せん妄評価のためのスケール
  6.クリティカルケアでの不穏・興奮状態および人工呼吸器管理中の不穏/興奮状態へのアプローチ
  7.せん妄の治療と予防
第3章 筋弛緩薬
  1.筋弛緩薬の理解に必要な解剖・生理学,薬理学
  2.筋弛緩薬のモニタリング
  3.筋弛緩薬の拮抗─非脱分極性筋弛緩薬の拮抗(1):抗コリンエステラーゼ薬
  4.筋弛緩薬の拮抗─非脱分極性筋弛緩薬の拮抗(2):スガマデクス
  5.筋弛緩薬使用時の注意点
  6.急性呼吸促迫症候群(ARDS)への筋弛緩薬使用について
第4章 ストレス潰瘍予防薬
  1.ストレス関連粘膜障害(SRMD)はどのようにして起こるか?
  2.ストレス関連粘膜障害(SRMD)予防は誰に行えばよいか?
  3.ストレス関連粘膜障害(SRMD)の予防にはなにがあるか?
  4.胃酸分泌抑制薬の理解に必要な解剖・生理学,薬理学
  5.胃酸分泌抑制薬使用時の注意点: その効果と合併症
  6.実際にストレス関連粘膜障害(SRMD)・ストレス潰瘍からの活動性出血が起こった場合のアプローチ
第5章 輸液管理
  1.クリティカルケアでの水の出し入れ:(1)蘇生期,(2)安定・利尿期のタイミングをつかむ
  2.クリティカルケアで用いられる輸液
  3.従来のStarlingの法則とDonnan平衡
  4.病態に応じた輸液・初期蘇生輸液の選び方
  5.輸液製剤をめぐる最近の流れ:蘇生輸液は晶質液か膠質液か
  6.改定Starlingの法則─血管内皮細胞間tight junction,血管内皮表層glycocalyxの重要性
  7.輸液・血液製剤の投与ルート,輸液負荷・輸液ボーラスを行うべきか?
  8.輸液負荷の目標をどこに設定するか?
第6章 輸血管理
  1.ヘモグロビン解離曲線・末梢組織の酸素化
  2.止血メカニズムと凝固系検査値の考え方
  3.輸血のための血液型判定と交差適合試験
  4.輸血製剤の分類
  5.赤血球を含めた輸血による合併症
  6 止血に用いられる薬剤
  7.外傷性出血性ショックの生体反応と“死の三徴(+α)”
  8.外傷性出血性ショックでの治療プロトコル
  9.クリティカルケアでの輸血目標
 10.クリティカルケアでの血小板減少・凝固異常
第7章 人工呼吸器管理

第8章 循環作動薬:血管収縮薬,強心薬

第9章 血管拡張薬

第10章 抗血小板薬

第11章 抗凝固薬,血栓溶解薬

第12章 抗不整脈薬

第13章 利尿薬

第14章 内分泌・抗炎症薬(ステロイド,抗甲状腺薬,甲状腺ホルモン,オクトレオチド,スタチン)

第15章 気管支拡張薬

第16章 抗痙攣薬

第17章 抗菌薬

第18章 抗真菌薬

第19章 抗ウイルス薬

第20章 クリティカルケアでの栄養管理

付録:クリティカルケアで重要な薬物相互作用
あとがき
事項索引
薬剤名索引

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