書名 |
股関節周囲の骨折・外傷の手術 ≪OS NEXUS 4≫ |
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筆頭著者 |
中村 茂・編 |
その他著者等 |
編集委員:宗田 大/中村 茂/岩崎 倫政/西良 浩一 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7583-1383-4 |
発行年 |
2015年11月 |
判型 / 頁数 |
A4判 / 210頁 |
分類 |
臨床医学系/整形外科学 |
価格 |
定価12,100円(本体11,000円 税10%) |

No.4では,股関節を構成している大腿骨と骨盤で生じる主な骨折とTHA(人工股関節置換術)後に起こりうる典型的な合併症を取り上げ,その対処法を紹介。
大腿骨側の骨折(頚部骨折,転子部骨折,骨頭骨折)は遭遇頻度が高いスタンダードな手術であり,スクリュー,K-wire,髄内釘など,器具の扱い方に対する正確なスキルが求められる。骨盤側の骨折(骨盤輪骨折,臼蓋後壁骨折,寛骨臼骨折)は難易度の高い手術であることから十分な手術技術と解剖学的知識が求められるが,股関節専門医となるためには避けて通れない手術である。
本書は,各手術の場面ごとに簡潔な解説とイラスト・術中写真,その時必要な注意点やコツ(NEXUS view)を掲載し,執刀する際に必要な手技が理解できる構成。

I 手術の前に
股関節周囲骨折の部位別問題点 佐藤 徹
合併症発生症例から
Ⅱ 大腿骨側
大腿骨頚部骨折に対する骨接合術 前 隆男
大腿骨頚部骨折・人工骨頭に対する進入法の使い分け 河路秀巳ほか
大腿骨転子部骨折に対する内固定術:髄内釘 正田悦朗
大腿骨転子部骨折に対する手術:sliding hip screw(SHS) 塩田直史
大腿骨転子部骨折の困難な症例に対する骨接合術:髄内釘 徳永真巳
大腿骨転子部骨折に対する一期的人工骨頭置換術 三上 浩
大転子プレート一体型calcar replacement stemによる再建
大腿骨頭骨折に対するtrochanteric flip osteotomy 小川健一
Ⅲ 骨盤側
骨盤輪骨折に対する創外固定術 杉本一郎
骨盤輪骨折に対する内固定術:スクリュー固定法 鈴木 卓
臼蓋後壁骨折に対するKocher-Langenbeckアプローチと
trochanteric flip osteotomy 黒住健人
寛骨臼骨折に対する前方アプローチ 野田知之
Ⅳ 人工関節
人工股関節周囲骨折に対する骨接合術,再置換術 山川泰明ほか
内固定術後の後遺障害に対する人工股関節全置換術(THA) 羽山哲生ほか