血栓症と出血症の、多様化する各種検査と治療法をわかりやすくコンパクトにまとめ、将来をも見据えた一冊
本書『新・血栓止血血管学 検査と診療』では、血栓症と出血症について臨床に必須な情報あつめた。検査においては血小板系・線溶系・線溶系など多岐にわたる血液検査から、次世代シーケンサーを使ったGWASやOmics分析まで網羅。治療においてもDOACsの課題、血液製剤から、開発中のiPSを利用した再生医療や抗体医薬まで充実している。

１部　出血病と血栓症の検査・診断
1.　血栓止血関連検査：オーバービュー
2.　血小板系検査
3.　凝固系検査・抗凝固検査：POCT検査を含む
4.　線溶検査
5.　血栓・血管・血流の包括的検査
6.　凝固波形解析
7.　静脈血栓塞栓症の検査診断
8.　血栓症の分子疫学とSNPs
9.　止血・血栓症に関連するOmics網羅的解析の動向
10.　遺伝子組換え動物

2部　出血病と血栓症の治療
11.　出血病と血栓症の治療：オーバービュー
12.　血液製剤
13.　輸血のパラダイムシフト
14.　新規経口抗凝固薬(DOACs)：オーバービュー
15.　心房細動とDOACs
16.　静脈血栓塞栓症とDOACs
17.　DOACsと凝固検査
18.　血栓溶解療法の進歩
19.　虚血性脳血管障害の抗血小板療法
20.　抗血小板併用療法
21.　冠動脈疾患の治療：ステント血栓症を含む
22.　血栓症の血管内治療・外科的治療
23.　血栓止血領域における抗体医薬
24.　iPS細胞の医療応用