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書名

肘関節手術のすべて

筆頭著者

今谷潤也・編

その他著者等

編集協力:秋田 恵一/二村 昭元

出版社名

メジカルビュー社

ISBNコード

ISBN978-4-7583-1365-0

発行年

2015年9月

判型 / 頁数

A4判 / 408頁

分類

臨床医学系/整形外科学

価格

定価19,800円(本体18,000円 税10%)

内容

肘関節は3つの骨,内・外多数の筋肉・神経から複雑な構造を持ち,骨折や神経障害,軟骨損傷などの疾患・外傷にも多くのパターンがある。本書では手術における解剖を重要視し,筋肉や神経の付着・走行などが術野で実際にどう見えるかを克明に記載した『Anatomical key Shot』に基づき,肘関節の主な手術の診断・適応・アプローチ,そして手技を豊富なイラストとともに明示して解説。「外傷」「疾患」に加え「小児」「バイオメカニクス」の章を設け,肘の手術に必要な知識を包括的に記載し,肘関節の治療に携わる医師にとって必要な「すべて」を集約した1冊。

目次

Ⅰ.肘関節外傷の治療
 成人上腕骨遠位端骨折  今谷潤也
 肘頭骨折    今谷潤也
 (尺骨)鉤状突起骨折  今谷潤也
 橈骨頭・頚部骨折
  OR+IF  鈴木克侍
  人工橈骨頭  小林 誠
 Monteggia脱臼骨折  泉山 公
 Essex-Lopresti骨折におけるpatellar bone-tendon-bone(BTB)を用いた前腕骨間膜再建術  中村俊康
 外傷性肘関節靱帯損傷  今谷潤也
 肘関節後外側回旋不安定症  今谷潤也
 肘関節手術に必要な皮弁形成  光嶋 勲

Ⅱ.肘関節疾患の治療
 肘内側側副靱帯障害(スポーツ障害)
    再建術の変遷と現時点のコンセンサス  伊藤恵康,ほか
    スポーツ障害としての肘内側尺側側副靱帯損傷  伊藤恵康,ほか
 離断性骨軟骨炎(上腕骨小頭)
  術式選択  丸山真博,ほか
  鏡視下および直視下穿孔・掻爬術  島田幸造
  吉津法  森谷浩治,ほか
  モザイクプラスティー  岩崎倫政
  肋骨肋軟骨移植術を用いた関節形成術  佐藤和毅
 肘頭骨端離開・疲労骨折  古島弘三,ほか
 上腕骨外側上顆炎(内側上顆炎)
  直視下法  副島 修
  テニス肘の鏡視下手術  佐々木浩一,ほか
 人工肘関節(TEA)
  TEA総論  稲垣克記
  Unlinked type人工肘関節  池上博泰
  Linked type人工肘関節  稲垣克記
 肘関節部の末梢神経障害
  特発性前骨間神経麻痺,特発性後骨間神経麻痺  越智健介,ほか
  橈骨神経管症候群  橋詰博行
  肘部管症候群に対する血管柄温存尺骨神経皮下前方移動術  中村恒一,ほか
 肘関節拘縮
  内・外側進入法  堀井恵美子
  津下法  兒玉 祥,ほか
  鏡視下法  菅谷啓之
 内反肘・外反肘  村瀬 剛
 滑膜切除術  橋詰謙三,ほか

Ⅲ.小児の肘外傷,障害・疾患
 小児上腕骨顆上骨折  佐竹美彦,ほか
 小児上腕骨内側上顆骨折  宍戸孝明
 小児上腕骨外顆骨折  森谷史朗,ほか
 上腕骨外顆偽関節の手術療法  島田幸造,ほか
 先天性橈尺骨癒合症  金城政樹

Ⅳ.バイオメカニクス
 手術に必要な肘関節のバイオメカニクス  森友寿夫