書名 |
やさしい自律神経生理学 ―命を支える仕組み |
---|---|
筆頭著者 |
鈴木郁子・編著 |
その他著者等 |
内田さえ/鍵谷方子/原田玲子/ |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-498-22844-3 |
発行年 |
2015年8月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 248頁 |
分類 |
臨床医学系/脳神経・神経内科学 |
価格 |
定価8,360円(本体7,600円 税10%) |
自律神経生理学の歴史から最新の知見までをこの一冊で網羅.やさしい解説が頭に入りやすく,付け焼刃ではない本当の知識を身に付けられる,まさに決定版である.
第1章 自律神経系の概要
1 研究の歴史 2
自律神経系とは 2
研究の歴史 3
2 自律神経系の基本的構成 10
自律神経系と体性神経系の比較 10
自律神経遠心路による内臓機能の支配様式 12
3 自律神経節と自律神経遠心路の詳細 14
自律神経節の構造と働き 14
交感神経節と交感神経の遠心路 15
副交感神経節と副交感神経の遠心路 16
自律神経節におけるシナプス電位 17
4 自律神経遠心路による効果器伝達
―運動神経との比較 18
5 自律神経遠心路のトーヌス 20
交感神経のトーヌス 20
副交感神経のトーヌス 20
トーヌスの記録 22
6 自律神経遠心路による拮抗支配 23
効果器レベルでの拮抗支配 23
節後ニューロンレベルでの拮抗作用 23
節後ニューロンレベルでの拮抗作用の実例:
心臓支配神経について 25
7 神経伝達物質の生合成と不活性化 26
ノルアドレナリン 26
アセチルコリン 27
8 ノルアドレナリンとアセチルコリンの受容体 29
受容体と自律神経作動薬・遮断薬 29
アドレナリン受容体 29
アセチルコリン受容体 31
自律神経の作用 32
9 受容体と細胞内情報伝達系 33
ニコチン受容体 33
ムスカリン受容体,αおよびβアドレナリン
受容体 35
10 新しいタイプの神経伝達物質 36
11 プリン作動性神経伝達 38
ATP 38
壁内神経叢 38
交感神経系 38
副交感神経系 39
自律神経系におけるその他の作用 40
12 ペプチド作動性神経伝達 41
交感神経系 41
副交感神経系 43
13 NO作動性神経伝達 44
血管の内皮細胞由来弛緩因子 44
自律神経系伝達物質としてのNO 45
14 内臓求心性線維 48
自律神経系の求心路の存在 48
内臓求心性線維の特徴 49
脳幹に入力する内臓求心性線維 50
脊髄に入力する内臓求心性線維 51
15 自律神経機能の中枢 53
脊髄 53
脳幹 54
視床下部 55
大脳辺縁系 57
大脳皮質 57
小脳 59
16 自律神経機能の反射性調節 60
第2章 各種機能の自律神経による調節
1 眼の機能の調節 64
2 涙腺の機能の調節 69
3 気道の調節 72
4 呼吸調節 75
5 循環機能の調節: 心臓 80
6 循環機能の調節: 血管 87
7 循環機能の調節: 中枢と反射性調節 91
8 循環機能の調節: 高齢者の循環調節 97
9 局所循環の調節: 脳循環 100
10 局所循環の調節: 鼻粘膜 105
11 局所循環の調節: 冠循環 108
12 局所循環の調節: 皮膚循環 111
13 局所循環の調節: 骨格筋循環 114
14 局所循環の調節: 末梢神経循環 119
15 局所循環の調節: 生殖器 122
16 消化機能の調節: 消化管 127
17 消化機能の調節: 唾液腺 136
18 消化機能の調節: 胃 142
19 消化機能の調節: 小腸 149
20 消化機能の調節: 膵臓 151
21 消化機能の調節: 肝・胆道系 154
22 消化機能の調節: 大腸 157
24 汗腺の調節 164
25 内分泌腺の調節: 血糖調節 167
26 免疫機能の調節 171
27 体性感覚刺激による
28 体性感覚刺激による
29 神経除去性過敏 182
30 軸索反射 185
31 自律神経と痛み 188
まとめ 192
第3章 生きることと自律神経系
1 サーカディアンリズム 196
2 睡眠と覚醒 201
3 摂食と摂食の抑制 205
4 渇きと体液の調節 208
5 体温調節 211
6 ストレス 215
7 情動―喜怒哀楽と行動 219
8 性差と性行動 225
9 母性行動 228
文 献 233
索 引 245