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書名

がん治療と食事 ―治療中の食べるよろこびを支える援助 ≪がん看護実践ガイド≫

筆頭著者

日本がん看護学会・監

その他著者等

狩野 太郎 編集/神田 清子 編集

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-02208-8

発行年

2015年6月

判型 / 頁数

B5判 / 160頁

分類

臨床看護/診療科・疾患/がん・緩和ケア

価格

定価3,300円(本体3,000円 税10%)

内容

がん治療中は食欲低下や悪心嘔吐、味覚変化、口腔機能障害など、患者の食生活に大きな変化をもたらす。一方、食事は生活活動の源であり、食事を摂取できるかどうかは患者のQOLのみならずがん治療の継続をも左右する。本書では、がん治療が食事に与える影響、食事が治療に与える影響を解説。症状のアセスメント、苦痛の軽減に向けたケア、治療中の“食べるよろこび”のためのヒントが満載。

目次

第1章 がん治療が食事に与える影響とおいしく食べることの重要性
 1 がん治療と食事
 2 がん治療が食事に与える影響と看護師の役割
 3 食事が治療に与える影響と看護アプローチの基本

第2章 がん治療に伴う食事摂取上の問題と苦痛軽減に向けたケア
 1 がん治療に伴う食欲低下
 2 がん治療に伴う悪心・嘔吐
 3 がん治療に伴う口腔粘膜障害
 4 化学療法に伴う味覚変化
 5 放射線療法に伴う味覚変化

第3章 特徴的な状況(症状と経過)にあわせた食事の工夫と看護援助
 1 放射線化学療法を受ける食道がん患者への援助
 2 主婦役割をもち通院化学療法を受ける乳がん患者への援助
 3 化学療法を受け複合的な症状を呈す白血病患者への援助
 4 口腔粘膜障害を伴う頭頸部がん患者への援助

第4章 がん患者の食事へのチームアプローチ
 1 食べることに問題を抱えるがん患者に対する看護師の調整役割
 2 食べることに問題を抱えるがん患者に対する栄養士の支援
 3 食べることに問題を抱えるがん患者に対する言語聴覚士の支援
 4 食べることに問題を抱えるがん患者に対する医師の支援

第5章 がん患者の食事における家族の役割と支援の求め方
 1 おいしく食べられない患者とその家族への支援

索引

Column
 1杯のお粥が食べられるようになるまで
 カップ麺を含めた「化学療法食」の開発で発揮された調整役割
 安倍川餅は高齢者の味方!
 カレーライスは強い味方!
 あの味と香り,食感もたまらない! ~焼き芋~
 丼物の科学
 心に残るおいしい食事はいつまでも大切な宝物
 仕事を続けながら食欲低下や味覚変化症状とつきあったFさん
 孫の節句祝いでおかわりできたちらし寿司
 離乳食や介護食は咀嚼・嚥下困難時の強い味方!
 食べたくなったら,お総菜売り場へGo! ~コロッケ~
 同居義父母の心配を重荷に感じるJさん
 頭頸部がん治療中,スイカの甘さに涙…
 妻のためにスーパーマーケットに走るLさん