書名 |
神経精神医学ケースブック ―脳とからだの精神科 |
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原著者 |
Trevor A. Hurwitz・Warren T.Lee |
筆頭著者 |
近藤伸介・監訳(東京大学医学部附属病院 精神神経科 特任講師) |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-89592-817-5 |
発行年 |
2015年5月 |
判型 / 頁数 |
A5変型判 / 344頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価6,380円(本体5,800円 税10%) |
臨床で遭遇する11の症候群につき、器質性の病因が強く疑われる精神・行動障害の38症例を厳選して提示。鑑別診断、診断までの精査、神経診断学的精査の意義、神経解剖学、神経化学、および最新の治療法などを適宜解説する。あたかもケースカンファレンスに参加しているような臨場感をもち、最適な治療法にいたる、エキスパートによる創意工夫のプロセスを学べる。精神科・神経内科はもちろん、脳神経外科、さらにはプライマリケアなど幅広い領域で有用。
1 脱抑制
パーキンソン病におけるドパミン過剰
脳損傷に伴う躁病
腫瘍随伴症候群の神経精神医学
攻撃性と脳損傷
躁病と誤診された脱抑制
2 アパシー
前頭葉損傷に伴うアパシー
3 抑うつ
てんかん手術後に出現した大うつ病とパニック障害
脳卒中後うつ病
多発性硬化症の精神科的側面
4 不安
パニック発作を呈する側頭葉てんかん
淡蒼球病変に伴う二次性強迫性障害
5 精神病
レビー小体型認知症
側頭葉てんかんに伴う精神病と抑うつ
前頭葉てんかんとその神経精神症状
ミトコンドリア病に伴う非定型精神病
6 過運動状態
成人のトゥレット症候群
ハンチントン病に伴う精神病症状
遅発性ジスキネジア
7 身体表現性障害とその類縁病態
診断がつかない多様な身体症状
階段転落後に発症した複雑な病態
ライム病
持続性部分てんかんと偽発作
認知表現性障害
8 意識変容
橋本脳症
解離性障害
抗NMDA受容体脳炎
悪性症候群
神経精神ループス(NPSLE)
9 記憶障害
てんかんに伴う健忘
単純ヘルペス脳炎に伴う記憶障害
10 認知・知的機能の低下
前頭側頭型認知症
うつ病による認知症
思春期における精神病症状と認知機能障害
多発性硬化症による認知・知的機能障害
軽度外傷性脳損傷後にみられる脳震盪後症候群とうつ病
注意欠如・多動性障害(ADHD)と間違われた結節性硬化症
11 局所病変による神経行動学的症候群
バリント症候群
左半側空間無視