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書名

画像からみた 脳梗塞と神経心理学

筆頭著者

田川皓一・著

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-02196-8

発行年

2015年5月

判型 / 頁数

B5判 / 280頁

分類

臨床医学系/脳神経・神経内科学

価格

定価8,800円(本体8,000円 税10%)

内容

好評書 『脳血管障害と神経心理学 第2版』 の編者で、神経内科医として脳血管障害の診療に長年従事し、神経心理学の第一人者でもある著者による単独執筆の書。脳血管障害のなかでも発症頻度が高く、発症前後の経過観察がしやすい脳梗塞に、失語をはじめとした神経心理学的症候の面からアプローチする。貴重な症例とともに多数の画像が示され、症候と画像の両面から脳梗塞の局在診断を理解することができる1冊。

目次

基本図譜
はじめに

第1章 脳梗塞とは
 A 脳梗塞の分類
 B 脳血管の基本構築と脳梗塞の病態生理
  1 脳の動脈とその灌流域
  2 脳動脈の側副血行路
 C 脳梗塞の画像診断
  1 CT
  2 MRI
  3 脳血管造影
  4 脳循環代謝測定
  5 脳出血の画像診断
 D 脳梗塞の臨床統計
 E 臨床カテゴリー別にみた脳梗塞
  1 アテローム血栓性脳梗塞
  2 心原性脳塞栓症
  3 ラクナ梗塞
  4 血管性認知症

第2章 神経心理学の主要症候
 A 神経心理学を理解するための基本的事項
  1 神経心理学とは
  2 神経心理学の背景因子
 B 失語症
  1 失語症とは
  2 失語症の背景因子
  3 失語症の症候
  4 失語症のタイプ分類
  5 脳血管障害による失語症
  6 失語症の周辺領域
 C 読み書き障害
  1 失読失書
  2 純粋失書
  3 純粋失読
  4 その他の読み書き障害
 D 失認症
  1 失認症とは
  2 視覚性失認
  3 視空間失認
  4 地誌的障害
  5 聴覚性失認
  6 触覚性失認
  7 身体失認
 E 失行症
  1 古典的な失行論
  2 失行症の診断の問題点
  3 着衣失行
  4 行為や行動の異常
 F 記憶障害
  1 視床性(間脳性)記憶障害
  2 海馬性(側頭葉性)記憶障害
  3 retrosplenial amnesia
  4 前脳基底部健忘
  5 脳弓性記憶障害
  6 前頭葉やその他の部位の障害による記憶障害
 G 失計算
 H 無視症候群と右半球症状
  1 饒舌症
  2 アプロソディア
  3 非失語性呼称障害

第3章 血管閉塞症候群
 A 内頸動脈とその分枝
  1 解剖学
  2 内頸動脈閉塞症
  3 眼動脈の閉塞
  4 前脈絡叢動脈閉塞症
  5 内頸動脈からの穿通枝の障害
 B 前大脳動脈とその分枝
  1 解剖学
  2 前大脳動脈閉塞症の症候学
 C 中大脳動脈とその分枝
  1 解剖学
  2 中大脳動脈閉塞症
  3 中大脳動脈閉塞症の症候学
  4 外側線条体動脈
 D 後大脳動脈とその分枝
  1 解剖学
  2 後大脳動脈閉塞症
 E 椎骨脳底動脈とその分枝
  1 脳幹と意識障害
  2 脳底動脈先端症候群と傍正中視床中脳梗塞
  3 脳脚幻覚症
  4 cerebellar cognitive affective syndrome

第4章 神経心理学の局在診断
 A 前頭葉症候群
  1 前頭葉の解剖と機能
  2 前頭葉損傷による臨床症候
 B 側頭葉症候群
  1 側頭葉の解剖と機能
  2 側頭葉損傷による臨床症候
 C 頭頂葉症候群
  1 頭頂葉の解剖と機能
  2 頭頂葉損傷による臨床症候
 D 後頭葉症候群
  1 後頭葉の解剖と機能
  2 後頭葉損傷による臨床症候
 E 大脳辺縁系
  1 構造と機能
  2 大脳辺縁系の神経症候学
 F 大脳基底核
  1 構造と機能
  2 大脳基底核の神経症候学
  3 大脳基底核と脳血管障害
 G 視床症候群
  1 構造と機能
  2 視床症候群
 H 脳梁離断症候群
  1 構造と機能
  2 脳梁離断症候群

索引