書名 |
高次脳機能障害者の自動車運転再開とリハビリテーション 2 |
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筆頭著者 |
蜂須賀研二・編著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7653-1639-2 |
発行年 |
2015年5月 |
判型 / 頁数 |
A4判 / 108頁 |
分類 |
リハビリテーション/高次脳機能障害 |
価格 |
定価3,080円(本体2,800円 税10%) |

リハビリ医療関係者の啓発,脳障害者患者の社会参加促進,社会の交通安全確保を目指す第2弾!
本書は「高次脳機能障害者の自動車運転再開とリハビリテーション」に関する研究班の研究事業の一環として2014 年4 月から2015 年3 月までの活動の成果を広く公開し,医療福祉関係者や患者・家族に還元すべき目的で書き下ろされた2冊めである.
今回の「2」は昨年(2014年)5月発行の「1」と同様,大きく3部に分け,I部では自動車運転再開に関与する医療・福祉・行政および自動車教習所の関係者にとって必要な基礎知識として,外傷性脳損傷,高次脳機能障害,神経心理学検査,就労と社会参加,支援体制を取り上げ,II部では自動車教習所や医療機関の自動車運転再開に果たす役割と連携の実際に関して,現場の取り組みをそれぞれ述べた.そしてIII部で研究班の立場からSiDS(簡易自動車運転シミュレーター) の使用方法,自動車運転再開の指針と判断基準案を解説した.脳機能障害者の自動車運転再開の対応を模索する医療・リハビリ・福祉スタッフや諸問題に関係する人々(患者・家族など)に自動車運転再開の指針となる書.

■出版にあたって(蜂須賀研二)
■特別寄稿 認知症と自動車運転(三村 將)
第Ⅰ部 自動車運転再開に必要な基礎知識
1 外傷性脳損傷(杉山謙・出江紳一)
2 高次脳機能障害(中島八十一)
3 神経心理学的検査(岡﨑哲也)
4 就労と社会参加(佐伯 覚)
5 支援体制(白山靖彦)
第Ⅱ部 自動車教習所の役割と連携
6 自動車教習所の評価判定の実際および自動車教習所が医療機関に求めること(江上喜朗・松永勝也・宮崎 渉)
7 自動車教習所と医療機関の連携(藤田佳男)
8 医療機関の実際―札幌秀友会病院の取り組み(山田恭平)
9 脳障害者に対する自動車運転再開の支援―富山県高志リハビリテーション病院での取り組み (長江和彦・吉野 修)
10 自動車教習所との連携 (藤井彰・飯田真也)
11 対象者・家族に何が提供できるのか?―岡山自動車教習所と岡山リハビリテーション病院の連携(酒井英顕・横山喜孝)
12 机上課題と実車評価 (吉野 修・加藤徳明)
第Ⅲ部 研究および開発
13 簡易自動車運転シミュレーター(SiDS)の使用方法(合志和晃・加藤徳明)
14 自動車運転再開の指針と判断基準案(蜂須賀研二・佐伯 覚・松永勝也・加藤徳明・飯田真也)