患者向け書籍『糖尿病治療の手びき』を活用して患者指導を行う医師・医療スタッフのための“公式”ガイドブック．今改訂では，『糖尿病治療の手びき（改訂第56版）』『糖尿病診療ガイドライン2013』など日本糖尿病学会編・著の書籍との整合性をもたせ，新薬をふくめた最新情報を盛り込んだ．糖尿病の基礎知識から療養指導に関わる幅広い内容までをわかりやすくまとめた一冊．

【主要目次】
総論　療養指導のあり方
1　糖尿病の療養指導と指導者の役割
2　糖尿病診療のネットワーク
各論　『糖尿病治療の手びき』の解説
1　糖尿病とはどのような病気か
2　なぜ私が糖尿病なのか－検査と診断
3　糖尿病の原因は？
4　糖尿病が長く続くとどうなるのか－合併症を考える
　I．糖尿病の合併症
　II．細い血管の合併症（細小血管症）
　　A　「糖尿病網膜症」とはどのような病気か
　　B　「糖尿病腎症」とはどのような病気か
　　C　「糖尿病神経障害」とはどのような病気か
　III．太い血管の合併症（動脈硬化）
　IV．感染症
　V．糖尿病足病変とフットケア
5　経過をみよう－合併症の予防のために
6　1型糖尿病はどのように治療するのか
　I．治療の原則
　II．インスリン療法
　III．食事療法－2型糖尿病との違い
　IV．運動療法－2型糖尿病との違い
7　2型糖尿病はどのように治療するのか
　I．治療の原則
　II．食事療法が基本
　III．運動のすすめ
　IV．内服薬による治療
　V．注射薬による治療
8　妊娠中の糖代謝異常はどのように治療するのか
9　緊急治療が必要な意識障害を起こすこともある
10　低血糖にどのように対応するのか
11　ほかの病気にかかったとき－シックデイ対策を考える
12　こころの問題にどのように対応するのか
13　子どもの糖尿病
14　高齢者の糖尿病
15　糖尿病と日常生活
　I．家庭生活
　II．職業と職場での対応策
　III．運転免許と保険
　IV．余暇を楽しむ
　V．酒，タバコ，嗜好品
16　今後の糖尿病療養指導の課題
　I．遺伝についての療養指導のあり方
　II．糖尿病における移植治療
付録日本糖尿病協会・都道府県糖尿病協会一覧
索引
執筆者一覧