書名 |
基礎からわかる軽度認知障害(MCI) ―効果的な認知症予防を目指して |
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筆頭著者 |
鈴木隆雄・監 |
その他著者等 |
島田 裕之 編集 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-02080-0 |
発行年 |
2015年4月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 344頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価6,380円(本体5,800円 税10%) |
認知症の前駆段階として注目を集めている軽度認知障害(MCI)。MCI高齢者への早期介入が認知症予防や発症遅延へのカギになると考えられている。本書は、国立長寿医療研究センターを中心に、MCIの知見を網羅し、現時点において何がわかっているのか、またどのような介入が有効なのかをまとめた。医師、理学療法士、作業療法士をはじめとした高齢者にかかわるすべての医療職が必読の1冊。
第1章 MCIの基礎を理解する
I 高齢社会と認知症の問題
II MCIとは
III 老年症候群におけるMCIの位置づけ
IV MCIおよびアルツハイマー病の分子機構
V MCI有症率と認知症への移行率
第2章 MCIの臨床所見
I MCIの背景疾患
II 脳画像から見たMCIの特徴
III バイオマーカーとMCI
第3章 MCIの認知機能の特徴
I 記憶機能
II 実行機能
III 注意機能
IV 言語機能
V 一般的な認知機能
第4章 MCIの危険因子
I 栄養
II 運動機能
III 医学的因子
IV 社会的因子
V 心理的因子
VI 老年症候群
第5章 MCIの早期発見のために
I 地域における介護予防の一次スクリーニングの妥当性
II 認知機能のスクリーニング検査
第6章 MCIに対する介入方法
I 栄養介入
II 運動介入
III 学習介入
IV 健康行動の促進
V 地域コミュニティを通した介入
VI 薬物療法
VII 臨床におけるMCIへの接遇
第7章 認知症予防へ向けた地域保健事業の実際
I MCI早期発見へ向けた取り組み
II 認知症予防のための運動教室
III 認知症予防のための音楽教室
IV 認知症予防のためのアート教室-アートプログラムの実際と評価
V 認知症予防のためのボランティア活動
VI 通所サービスでの要支援・要介護者に対する認知症予防
索引