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書名

病弱・虚弱児の医療・療育・教育 (改訂第3版)

筆頭著者

宮本信也・他編

出版社名

金芳堂

ISBNコード

ISBN978-4-7653-1627-9

発行年

2015年3月

判型 / 頁数

A5判 / 275頁

分類

臨床医学系/小児科学

価格

定価3,520円(本体3,200円 税10%)

内容

病弱・虚弱児が抱える問題を医学と教育の両面から概観した定番書.最新の法令の動向,心身症についてはDSM-5に対応.特別支援教育・小児医療に携わるすべての人に.
病弱・虚弱児の医療・療育・教育(福祉)の各専門家の豊富な臨床経験をいかし,実践現場での最新の知識や情報を提供した.悪性腫瘍疾患,心臓疾患,気管支喘息など病弱・虚弱児教育の対象となる疾患を臨床例や事例も盛り込みながら解説し,小児精神医学の視点からは病弱・虚弱児を含めた子どもへの対応の仕方を述べた.教育レベルでは,一人ひとりのニーズに応じた病弱・身体虚弱児の教育の現状を明らかにしたうえで,学校保健室の活動として医療的ケアの実施例を紹介した.今回の改訂では,心身症に関連してDSM-5に全面的に対応,また2014年の障害者権利条約批准にあわせて改正された各法令にも対応している.
医療・療育・教育(福祉)の連携という観点からの解説書という試みは,「発達障害児の医療・療育・教育」「視覚・聴覚・言語障害児の医療・療育・教育」の姉妹編として大いに活用できる.教育や福祉関係,看護系の学校のテキストとして,また初心者の読者,経験豊かな臨床家,病弱・虚弱児を抱える家族,障害児療育・教育に携わる人々など,病弱・虚弱児に関係するすべての方々にお薦めの書である.

目次

1章 病弱・虚弱児教育の対象となる主要疾患
 1.悪性腫瘍疾患
 2.循環器疾患(心臓疾患)
 3.腎疾患
 4.気管支喘息・呼吸器疾患
 5.糖尿病・単純性肥満・内分泌疾患
 6.膠原病
 7.てんかん・神経疾患

2章 病弱・虚弱児の医療
 1.対象疾患の変遷
 2.事例から学ぶ病弱・虚弱児医療における医師・看護師・臨床心理士の役割
 3.おわりに

3章 病弱・虚弱児のリハビリテーション
 1.リハビリテーションに関する事項
 2.リハビリテーションの方法

4章 現代のトピック
 1.病弱特別支援学校の新たな対象
 2.病弱・虚弱児医療・療育・教育に役立つ小児精神医学
 3.子ども虐待

5章 教育と医療の連携
 1.教育から医療へ
 2.医療から教育へ
 3.おわりに

6章 病弱・身体虚弱児の学校教育
 1.病弱・身体虚弱児教育の歴史と定義
 2.病弱・身体虚弱児の教育相談と教育先の決定
 3.病弱・身体虚弱児の教育目標と教育課程
 4.病弱・身体虚弱児の学校教育
 5.学校保健室の活動
 6.病弱・身体虚弱児の医療的ケア
 7.病弱・身体虚弱児の口腔ケア教育と歯科治療
 8.病弱教育の課題とこれからの展望