診断推論の思考方法を研鑽したい内科系ジェネラリストのための好適書。他人が経験した教訓を含んだ症例を追体験することは自己の「経験症例」を増やし、非常に学習効果が高い。本書はプロフィールと主訴、身体所見、初期検査など6つの統一されたステップごとに鑑別診断を絞り込んでいく。その思考過程を診断仮説までをも盛り込みながら詳細に提示。身体所見のプロセスではイラストに重要な所見を加えて視覚面からも臨床現場の臨場感を強調した。

Case１　繰り返す意識障害
Case２　帰国後２週間してからの発熱
Case３　難治性浮腫
Case４　しつこい胸腹部痛と頑固な便秘
Case５　意図せぬ緩徐な体重減少
Case６　３日間で進行した意識障害
Case７　繰り返す紫斑と血腫
Case８　発熱、水様性下痢と嘔吐
Case９　亜急性の手足浮腫
Case１０　間歇的に起こる発熱
Case１１　反復する意識障害
Case１２　９日前からの片腕の不随意運動
Case１３　咽頭痛、頸部リンパ節腫脹
Case１４　急性の右の腹痛
Case１５　１年前からの両下腿浮腫
Case１６　全身浮腫に続く意識障害
Case１７　胸痛と呼吸苦に続くショック
Case１８　２週間続く発熱
Case１９　１週間前から増悪する倦怠感
Case２０　下肢に強い四肢のしびれ
Case２１　１時間前からの意識障害
My Clinical Pearls（診断編）
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