第3版では構成・内容ともに全面的に一新する改訂を行い、理学療法士養成校学生に向けてこれまで以上に系統的かつ平易な内容とした。「発表の方法」の章では、図表の書き方、プレゼンテーション、基本的な論文の構成・書き方をそれぞれ分かりやすく解説し、卒業研究での活用を視野に入れた内容ともなっている。また、「研究の実際」を設け、代表的な研究デザインによる具体例を収載。卒後にも役立つ内容となっている。

第1章　理学療法と研究
第2章　研究デザイン
　I．研究計画
　II．評価指標の選択－信頼性と妥当性
　III．研究の倫理
第3章　文献の収集・読解
第4章　研究の進め方
　I．基礎研究
　II．実験的研究
　III．疫学・調査研究
　IV．記述的研究－質的研究を中心に
　V．臨床研究
第5章　統計手法
　I．データの型と記述統計
　II．統計学的検定法の概要
　III．クロス集計とt検定
　IV．分散分析
　V．相関と回帰
　VI．統計実践演習
第6章　発表の方法
　I．図表の書き方
　II．プレゼンテーション
　III．基本的な論文の構成・書き方
第7章　研究の実際
　I．基礎研究
　II．実験的研究
　III．記述的研究－シングルケーススタディ（事例研究）
　IV．臨床研究
　V．ランダム化比較試験
　VI．教育研究
第8章　統計手法：応用編
　I．医学統計の実際
　II．統計ソフトウェアの活用
第9章　論文投稿

付録
　I．研究の助成
　II．研究計画書・同意書
　III．倫理基準
　IV．統計表

　索引