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書名

音楽療法を知る ―その理論と技法

筆頭著者

宮本啓子・編著

出版社名

杏林書院

ISBNコード

ISBN978-4-7644-0532-5

発行年

2014年1月

判型 / 頁数

A4判 / 216頁

分類

保健・体育/保健学一般

価格

定価2,970円(本体2,700円 税10%)

内容

本書は,多様な音楽療法の基本的な知識をわかりやすく解説し,また,高齢者や障害児,災害や事故によって心身に問題を抱える方への音楽療法など,実際現場で活躍する音楽療法士がそれぞれの立場から経過や重点を細かく述べています.
また,初学者でも興味が深まるように,補足説明や雑学的な内容を含めたコラムも取り入れました.
音楽療法とはどのような治療法か,健康法であるかを多くの方に知っていただき,日常生活の中でも広く活用していただければ幸いです.

目次

第1章 音楽療法の可能性
第2章 音楽療法とは何か
第3章 音楽療法の代表的なアプローチ
 I 多様な音楽療法の概要−3つのアプローチ−
  コラム 音楽療法で用いられる楽器のいろいろ
 II 神経学的音楽療法の理論と実際の紹介−活用と課題−
 III 分析的音楽療法
  コラム 音楽療法の歴史②−アメリカ合衆国の音楽療法の歴史−
 IV 行動療法にもとづく音楽療法
 V ノードフ・ロビンズ音楽療法
  コラム 即興について−プロ演奏家の即興演奏,音楽療法における即興演奏−
 VI 音楽イメージ誘導法(GIM)
  コラム 音楽療法の歴史③−日本の音楽療法の歴史−
 VII 感覚と運動の高次化理論にもとづく音楽療法
 VIII ミュージック・ケア
  コラム 音楽療法士は『優れた演奏家』であるべきか?
第4章 多様な対象と実践例
 I 多様な対象への実践
  コラム 胎児に音は聞こえているか
 II 児童への音楽療法の実際例
  コラム 音楽療法で用いられる音楽ジャンル
 III 高齢者への音楽療法の実践例
  コラム 歴史上のエピソードにみる音楽による癒し
 IV 脳外傷の音楽療法
 V 脳卒中リハビリテーションにおける音楽療法
 VI ホスピス緩和ケアにおける音楽療法の実践例
  コラム メンタルテンポ(Mental Tempo)
 VII 成人の心身の問題と音楽療法
  コラム 古事記にみる音楽と癒し
 VIII 災害被災者のための音楽療法の実際
 IX 障害者への音楽療法
  コラム 童話の中の音楽療法−「セロ弾きのゴーシュ」「くまとやまねこ」−
第5章 音楽療法の発展のために
 I 作業療法と音楽療法
 II 音楽療法におけるスーパービジョン
 III 音楽療法と研究
 IV 音楽療法士の養成教育
  コラム 音楽家出身の音楽療法士,対人援助職出身の音楽療法士
 V 音楽療法の未来