理学療法士養成課程における講義のうち、理学療法学の「概論」のテキストとして使用するのに最適の1冊。通年での講義を考慮に入れ、章の構成は全15章としている。また『標準理学療法学』のシリーズ他巻の参照ページを適宜示し、学習効果をより高める工夫をしている。初学者の学生が理学療法の全体像を様々な角度から理解できるよう工夫を凝らすとともに、最新の理学療法の動向にも随所で触れた、理学療法の「今」がわかる1冊。

第1章　理学療法学序説
第2章　理学療法の歴史
第3章　理学療法に関連する法規
第4章　理学療法と保険制度
第5章　管理運営とチーム医療－関連職種
第6章　理学療法士養成課程で学ぶこと
第7章　理学療法学研究
第8章　組織としての日本理学療法士協会－理学療法の課題と展望
第9章　世界の理学療法
第10章　理学療法学の主な領域
　I．運動療法学
　II．物理療法学
　III．義肢・装具学
　IV．日常生活活動学
　V．地域理学療法学
第11章　理学療法学に関連した応用科学
　I．行動科学
　II．社会学・社会福祉学
　III．死生観・学
　IV．運動学
　V．運動学習理論
第12章　理学療法の対象・領域の拡大
　I．保健・福祉
　II．スポーツ理学療法
　III．精神科領域
第13章　理学療法の臨床
　I．理学療法の臨床（1）－対象となる主な病態
　II．理学療法の臨床（2）－疾患別
　III．理学療法の臨床（3）－病期別
　IV．理学療法の臨床（4）－ライフステージ別
第14章　実践演習
　I．実践演習課題－小児に関するもの
　II．コミュニケーションに関するもの

付録1　診療・介護報酬関係資料－最近の保険点数の抜粋含む
付録2　関連法規
索引