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書名

見て読んでわかるNASH/NAFLD診療 ―かかりつけ医と内科医のために

筆頭著者

中島 淳・監

出版社名

診断と治療社

ISBNコード

ISBN978-4-7878-2031-0

発行年

2014年9月

判型 / 頁数

A5判 / 184頁

分類

臨床医学系/消化器内科

価格

定価4,620円(本体4,200円 税10%)

内容

本書では,かかりつけ医が1,000万人以上とも推定されるNAFLD患者と向き合うための知恵と知識を満載しています.日常診療で生活習慣病を診る医師は必読です.

目次

巻頭カラー 見てわかるNASH/NAFLD
 A NAFLDの病期    B NAFLDの病理



1 地雷! 日常診療に潜むNASH/NAFLD
  — 示唆に富む症例    A こんな患者さんに注目! ― 日常診療に潜む地雷“NASH”
 B NASHを疑わせる所見 ― “肝臓の炎症と線維化”は推定できる?
 C 糖尿病で診ていたはずの患者さんが肝硬変に!
 D 皆さんが診ている患者さんは大丈夫ですか?

2 NASH/NAFLDってどんな病気!?
 A 脂肪肝を知ろう!
  脂肪肝の分類
  飲酒量の基準
  ALDとNAFLDの違い
 B NAFLDを知ろう!
  NAFLDの定義
  NAFLDの病因と病態
  NAFLDの症状と経過
 C NASHを知ろう!
  NASHの定義
  NASHの病因と病態
  NASHの症状と経過

3 NASH/NAFLDの疫学
  ― 日常診療で最も遭遇する肝疾患
 A 脂肪肝の頻度 ― 日本人の20〜30%
  脂肪肝の疫学的検討
  糖尿病に潜む肝疾患の重要性
 B NAFLDの頻度 ― 日本人の非飲酒者の約30%
 C NASHの頻度 ― 日本人の3~5%

4 NASH/NAFLD診療の“主役”は
  かかりつけ医!
 A NASH/NAFLD診療の理想像とは?
  “診療連携型”によるNASH/NAFLD拾い上げの意義
  NASH/NAFLDの拾い上げ精度を高めよう!
 B かかりつけ医によるNASH/NAFLD診療手順
   ― 4つのステップ
  ステップ1 血液検査(肝機能検査含む)
  ステップ2 脂肪肝(NAFLD)拾い上げのための腹部エコー
  ステップ3 NASH拾い上げのための血液検査
  ステップ4 専門医の紹介

5 プロから学ぶスクリーニング術
 A スクリーニングの全体像 ―脂肪肝の発見こそ第一歩!
  脂肪肝拾い上げの流れ
 B 健康診断によるスクリーニング
  血液検査の活用
  腹部エコーの活用
  「太ってないから大丈夫」は間違い!?
  生活習慣病から脂肪肝を拾い上げる
 C 画像検査によるスクリーニング
  腹部エコーで脂肪肝をみる際の着眼点
  腹部エコーのコツ
  腹部エコーでみた脂肪肝
  腹部エコーによる診断はどこまで可能か!?
  最新装置における注意点
  腹部CTの利点と欠点

6 NASH/NAFLDの診断
  ― 線維化進行例を見逃すな!
 A かかりつけ医にできるNASH予測
   B 肝臓専門医が行っているNASH予測
   C 鑑別診断
   D 肝生検による確定診断
   E かかりつけ医でフォローアップ可能なNAFLD
 F こんな所見があれば肝臓専門医を紹介!

7 日常診療におけるマネジメント
  ― かかりつけ医に期待される患者管理
 A かかりつけ医が配慮するべき全体像
   B 様々な生活習慣病との関連
 C NASH/NAFLDが引き起こす怖い転帰
  D 知らぬ間に肝硬変,肝がん

8 NASH/NAFLDの治療
  ― かかりつけ医に期待される治療
 A 適切な食事療法とは?
    B 有効な運動療法とは?

 C 薬物療法どうしよう!
   D チーム医療
  9 早わかりQ&A
 A 疫学/全般
   B 診断

 C 合併症
   D 治療