書名 |
ここまでできる 足の鏡視下手術オリエンテーション |
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筆頭著者 |
高尾昌人・編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-525-32161-1 |
発行年 |
2014年11月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 153頁 |
分類 |
臨床医学系/整形外科学 |
価格 |
定価9,900円(本体9,000円 税10%) |
近年,急速に発展している足の鏡視下手術は早期リハビリ・早期競技復帰の観点から重要視され,整形外科医と患者の双方にとって有用なツールとなっている.
本書は正確な術前診断に基づき,イラストレイテッドにフローチャート形式で関節鏡の正しい手技が習得できる,足関節内視鏡手術の指南書である.
総 論
第1章 足の関節鏡視下手術の歴史
A 内視鏡装置の発明と発達
B 関節鏡の夜明け
C 関節鏡の発展
D 足関節・足部への関節鏡の応用
E 今後の展望と課題
第2章 足関節鏡の基本手技
A 概 略
B 麻酔と体位
C 足部の牽引法
D 使用する器具
1 関節鏡と手術器具
2 灌流装置
3 周辺機器
E 解 剖
メルクマールとDangers
F 基本的な鏡視手技
1 前内側ポータルからの鏡視
2 前外側ポータルからの鏡視
G 今後の展望
第3章 後足部内視鏡の基本手技
A 概 略
B 基本的な鏡視手技
1 後内側および後外側ポータルの作製
2 ワーキングスペースの作製
3 長母趾屈筋腱の同定
4 鏡視下診断・治療
C 解 剖
1 メルクマールとDangers
2 鏡視下解剖
D 現状における課題
第4章 距骨下関節鏡の基本手技
A 概 略
B 麻酔と体位,牽引法,使用する器具
C 基本的な鏡視手技
1 刺入点の同定
2 前外側ポータルの作製
3 外套管と鈍棒の刺入
4 灌流装置との連結,カメラの設置
5 鏡視開始
6 副ポータルの作製
7 距骨下関節での動きの観察
D 解 剖
1 メルクマールとDangers
2 鏡視下解剖
E 現状における課題
第5章 足底腱膜鏡の基本手技
A 概 略
B 麻酔と体位
C 使用する器具
D 基本的な鏡視手技
1 ポータルの作製
2 内視鏡の挿入
3 ワーキングスペースの作製
4 踵骨棘の切除
5 足底腱膜の部分切離
E 現状における課題
各 論
第1章 足関節インピンジメント症候群
A 足関節前方インピンジメント症候群
1 疾患の概略
2 鏡視下手術手技
B 足関節後方インピンジメント症候群
1 疾患の概略
2 鏡視下手術手技
C 現状における課題
第2章 距骨骨軟骨損傷
A 疾患の概略
B 鏡視下手術手技
1 Microfracture法
2 逆行性ドリリング法retrograde drilling
3 逆行性自家海綿骨柱移植術
C 現状における課題
第3章 変形性足関節症に対する鏡視下足関節固定術
A 変形性足関節症の概要
B 鏡視下足関節固定術の特徴
C 鏡視下足関節固定術の適応
D 鏡視下手術手技
E 後療法および術後リハビリテーション
F 現状における課題
第4章 靱帯損傷
A 外側靱帯損傷
1 疾患の概略
2 鏡視下診断
3 鏡視下手術手技
B 脛腓靱帯損傷
1 疾患の概略
2 鏡視下診断
3 鏡視下手術手技
C 現状における課題
第5章 関節内骨折
A 足関節果部骨折
1 疾患の概略
2 鏡視下手術手技
B Pilon骨折
1 疾患の概略
2 手術手技
C 踵骨骨折
1 疾患の概略
2 鏡視下手術手技
3 新鮮例に対する鏡視下整復・内固定術
4 遺残疼痛に対するデブリドマン
D 現状における課題
第6章 足関節炎
A リウマチ性足関節炎
1 疾患の概略
2 鏡視下手術手技
B 結晶沈着性足関節炎
1 疾患の概略
2 鏡視下手術手技
C 現状における課題
第7章 踵骨骨嚢腫
A 疾患の概略
B 鏡視下手術手技
C 現状における課題
第8章 アキレス腱付着部障害
A 疾患の概要
B 鏡視下手術手技
1 鏡視下踵骨後上隆起切除術
2 後療法
C 現状における課題
第9章 足部における腱鞘鏡の応用
A 腓骨筋腱脱臼
1 疾患の概略
2 鏡視下手術手技
B 後脛骨筋機能不全
1 疾患の概略
2 鏡視下手術手技
第10章 鏡視下手術の合併症
A 神経,血管損傷
B コンパートメント症候群
C 軟骨損傷
D 腱損傷
E 靱帯損傷
F 創の遷延治癒と表層感染
G 関節鏡,鏡視下手術器具の破損