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書名

人間科学のための統計分析 ―こころに関心があるすべての人のために

筆頭著者

石井秀宗・著(名古屋大学大学院准教授)

出版社名

医歯薬出版

ISBNコード

ISBN978-4-263-73161-1

発行年

2014年9月

判型 / 頁数

B5判 / 250頁

分類

医学一般/医療統計学・医学情報学

価格

定価3,520円(本体3,200円 税10%)

内容

心理学,看護学,医学などを学ぶ,こころへまなざしを向ける学生,研究者のための,統計分析を論理的に理解できる一冊! 本書では通常の統計学や統計分析の書籍では取りあげることが少ない構成概念の測定やその分析法についても詳説し,統計分析をわかりやすく理解できる構成になっている.

目次

【なぜ統計分析は必要か】
 統計分析が必要な理由
 さまざまな統計分析法
 心理統計
【データの収集】
 母集団と標本
 標本抽出法
 データ収集法
 倫理的配慮
 データ収集の手続き
 質問紙の作成
【データの種類】
 尺度水準
 データの構造
【統計図表】
 質的データの集約
 量的データの集約
【量的データの分布の記述】
 母集団分布とデータ分布
 代表値
 散布度
 分布の歪み,裾の重さ
 データの標準化
【量的変数間の関連】
 合成得点と共分散
 共分散の性質
 相関係数
 相関係数に関するいくつかの議論
【テスト理論】
 妥当性
 信頼性
 信頼性係数
 信頼性係数の推定
 信頼性係数に関するいくつかの議論
 項目分析
【統計的推測の準備】
 なぜ統計的推測を行うのか
 標準誤差
 確率分布
 確率・統計に関するいくつかの議論
【統計的検定の論理】
 統計的検定の前準備
 統計的検定
 統計的検定に関するいくつかの議論
【統計的推定の論理】
 点推定
 区間推定
 信頼区間と統計的検定の関係
 信頼区間を用いた標本サイズの設計
【2群の平均値に関する推測】
 対応のある2群の平均値の分析
 対応のない2群の平均値の分析
 平均値の非劣性,同等性
 効果量
【多群の平均値に関する推測】
 分散分析
 1つの被験者間要因がある場合の分析
 1つの被験者内要因がある場合の分析
 2つの被験者間要因がある場合の分析
 2つの被験者内要因がある場合の分析
 1つの被験者間要因と1つの被験者内要因がある場合の分析
 データの変換
【分布の位置に関する推測】
 対応のある2群の分布の位置の比較
 対応のある多群の分布の位置の比較
 対応のない2群の分布の位置の比較
 対応のない多群の分布の位置の比較
【相関係数に関する推測】
 1群の相関係数に関する推測
 2群の相関係数の差に関する推測
 多群の相関係数の差に関する推測
【分割表に関する統計的推測】
 変数の独立性
 連関係数
 独立性の検定
 残差分析
 一致係数
 分割表の分析におけるいくつかの注意点
【比率に関する統計的推測】
 1群の比率に関する推測
 対応のある2群の比率に関する推測
 対応のある多群の比率に関する推測
 前向き研究,後ろ向き研究,横断研究
 リスク差,リスク比,オッズ比
 対応のない2群の比率に関する推測
 比率の非劣性の検証
 対応のない多群の比率に関する推測
【多変量データ解析の準備】
 データ行列
 変数ベクトル
 成分の除去
 単回帰分析
 回帰分析の基本的理解
【重回帰分析】
 重回帰分析
 予測の精度
 偏回帰係数の理解
 説明変数の要件
【構造方程式モデリングの基礎】
 構造方程式モデリングの基本論理
 重回帰モデル
 パス解析
【構造方程式モデルの評価】
 モデルの自由度
 識別問題
 適合度指標
 適合度に関するいくつかの注意点
 不適解
【因子分析】
 潜在変数の導入
 確認的因子分析
 探索的因子分析
 因子分析表
 因子分析を尺度作成に適用する際の注意点
【構造方程式モデルの拡張】
 下位尺度を構成するモデル
 構成概念間の予測関係を記述するモデル
 多母集団分析