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書名

LiSAコレクション 症例で学ぶ新しい周術期の輸液管理

筆頭著者

松永 明・編(鹿児島大学医学部麻酔・蘇生学教室准教授)

出版社名

MEDSi

ISBNコード

ISBN978-4-89592-784-0

発行年

2014年8月

判型 / 頁数

B5判 / 184頁

分類

臨床医学系/麻酔科学

価格

定価5,060円(本体4,600円 税10%)

内容

麻酔科医が担う重要な役割のひとつである輸液の基本から,新しい輸液管理方法にもとづいた周術期の輸液管理まで,症例ごとに提示。内容を一部変更し再発売。

目次

I. 総論
1. 水の行方:輸液の適正化を図るために知っておくべきこと
2. 輸液管理とアウトカム:目標指向型輸液管理と輸液反応性の指標について
3. 輸液製剤の選択:特徴をよく理解して輸液管理を行おう
コラム1. 術中輸液の経済:輸液を行う時にはその費用も考慮

II. 症例検討
1. 結腸癌手術:腹腔鏡下手術ならより制限的に,リスクを考慮したモニタ選択を
2. 腹部大動脈瘤手術:手術の流れをよく理解して,輸液・輸血を使いこなそう
3. 脳外科手術:血液脳関門,脳浮腫と輸液製剤の選択
4. 肺悪性腫瘍切除術:過剰な輸液は控え,出血は量に応じて対処
5. 肝硬変合併患者の肝切除術:肝硬変の病態,肝切除術特有の管理に配慮しつつ適切な循環血液量を保つ!
6. 透析患者の心臓手術(オフポンプ冠動脈バイパス術):心不全に注意しながらも,輸液により循環血液量の維持に努める!
コラム2. 心不全患者の非心臓手術:病態に応じた厳重な輸液管理を
7. 腎移植手術:輸液を中心としたレシピエントの周術期管理について
8. イレウス緊急手術:膠質液の効果を見極める
9. 熱傷患者:病態変化を見極め,二手三手先を見据えた対応を
10. 敗血症:敗血症性ショックの輸液管理をどうするか
11. 帝王切開:脊髄くも膜下麻酔後低血圧予防と分娩後出血対応
コラム3. 妊娠高血圧症候群の帝王切開:多様な病態に応じた輸液戦略を
12. 小児:「小児は小さな大人ではない」は輸液管理にも当てはまる
コラム4. 新生児:新生児の病態生理からみた輸液管理
13. 高齢者:加齢による変化は輸液管理にどのように影響するか
コラム5. 熱中症:冷却・脱水の補正が基本,鑑別診断で初期対応を遅らせるな