書名 |
放射線治療ケーススタディ |
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筆頭著者 |
中川恵一・監(東京大学医学部放射線医学教室 准教授) |
その他著者等 |
山下 英臣(東京大学医学部放射線医学教室 病院講師) |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88002-719-7 |
発行年 |
2014年6月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 163頁 |
分類 |
医療技術/臨床放射線 |
価格 |
定価3,850円(本体3,500円 税10%) |
「がんに関わるすべての医療者が放射線治療の必要十分な知識を!」
根治照射,補助照射,緩和照射の3つに分け,それぞれにおいて代表的ながん種・治療法を,実際の症例をもとに解説しました。放射線科の医師・技師の方々をはじめ,放射線治療について学びたい他科の医師,医学物理士を志す方々に最適な1冊です。学生にも読めるよう解説しました。
「東大プロトコール」をケースごとに設け,同時に併用される化学療法もできる限り記載しました。放射線治療に関するコラムも多数盛り込んでいます。
生涯累積がん罹患リスクは,男性で約6割,女性で5割弱に達しており,これは国民の半数以上が生涯に何らかのがんに罹患するということを表しています。切れば終わりではない「西洋型」のがんが増加し,放射線治療が果たす役割が特に大きくなった現在に最適な1冊です。
略語一覧
第1章 根治照射
Case 1 子宮頸癌
Case 2 食道癌
Case 3 早期末梢型非小細胞肺癌
Case 4 限局型小細胞肺癌
Case 5 局所進行非小細胞肺癌
Case 6 前立腺癌強度変調放射線療法(IMRT)
Case 7 早期前立腺癌小線源治療(BT)
Case 8 MALTリンパ腫
Case 9 上顎癌
Case10 喉頭癌
Case11 上咽頭癌
Case12 中咽頭癌
Case13 下咽頭癌
Case14 膵臓癌
Case15 高精度放射線治療とPET
第2章 補助照射
Case 1 乳癌術後
Case 2 甲状腺癌の放射性ヨード内用療法(アイソトープ治療)
Case 3 悪性神経膠芽腫術後
Case 4 びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)
Case 5 ホジキンリンパ腫(HL)
Case 6 子宮頸癌術後
Case 7 子宮体癌術後
Case 8 直腸癌術前
Case 9 ケロイド術後
Case10 精巣上皮腫(特にセミノーマ術後)
Case11 全身照射(TBI)
第3章 緩和照射(姑息照射)
Case 1 骨転移
Case 2 転移性脳腫瘍
Case 3 肺癌に対する緩和目的の胸部照射
Case 4 上大静脈(SVC)症候群
Case 5 悪性脊髄圧迫症候群(MESCC)
Case 6 消化器癌の緩和照射
索引