書名 |
重症化させないための精神疾患の診方と対応 ≪精神科臨床エキスパート≫ |
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筆頭著者 |
水野雅文・編 |
その他著者等 |
野村 総一郎 シリーズ編集/中村 純 シリーズ編集/青木 省三 シリーズ編集/朝田 隆 シリーズ編集/水野 雅文 シリーズ編集 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-01974-3 |
発行年 |
2014年7月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 304頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価6,380円(本体5,800円 税10%) |
精神科領域でも早期発見、早期治療の重要性が語られる時代になってきた。顕在化する前でも症状や生活上の困難への援助を求め医療機関を受診する当事者たち。彼らの不安・抑うつ・不眠といった主訴への対応から、統合失調症・うつ病などの早期徴候を見逃さない診断・治療のコツまで診療のポイントを満載。学校や産業現場との連携、領域の将来展望も充実。重症化させないアプローチを身につけ、自信を持って患者に向き合える。
序論 なぜ早期段階の対応が重要か?
はじめに
早期介入の広がり
早期介入を支持するエビデンス
早期介入のモデル
おわりに-医療化することが目的ではない
第1部 早期段階の主訴・症候の診方と鑑別
第1章 不安
第2章 抑うつ
第3章 思考障害と減弱精神病症状
第4章 不眠
第5章 不登校とひきこもり
第6章 希死念慮と自傷
第2部 疾患別の早期段階における徴候,治療,対応
第1章 統合失調症
A.早期徴候
B.早期段階の治療と対応
第2章 双極性障害
A.早期徴候
B.早期段階の治療と対応
第3章 うつ病
A.早期徴候
B.早期段階の治療と対応
第4章 不安障害の早期徴候と治療・対応
第5章 強迫性障害の早期徴候と治療・対応
第6章 物質使用障害と行動嗜癖(アディクション)
第3部 精神科未受診例の早期発見と支援
第1章 学校における早期発見,早期支援
第2章 産業現場での早期発見,早期支援
第3章 地域(保健所/精神保健福祉センターなど)との連携
第4章 他科医受診を契機に発見される精神疾患
第5章 救急現場でみつかる精神疾患
第4部 早期治療をめぐるトピックス
第1章 統合失調症の早期治療を支持するエビデンス
第2章 早期精神病治療の国際的ガイドライン
第3章 精神科早期治療の取り組み
第4章 海外の精神科早期治療ベストプラクティス
第5章 精神科早期治療における臨床倫理
第6章 早期介入のリスクとベネフィット-医療人類学的視点から
第7章 早期精神疾患をめぐる将来の研究の方向性
索引