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書名

脳血管障害の評価とアプローチ ―回復期における着眼点と行動プロセス ≪生活の行為を紡ぐ作業療法プラクティス≫

筆頭著者

小林 毅・他編

出版社名

文光堂

ISBNコード

ISBN978-4-8306-4510-5

発行年

2014年6月

判型 / 頁数

B5判 / 240頁

分類

リハビリテーション/作業療法

価格

定価6,050円(本体5,500円 税10%)

内容

臨床の実践現場で「何を観察し,どのような情報を入手し,何を考え,何をしているか」というクリニカルリーズニングを,できる限り図表や文字で表現している.

目次

PART Ⅰ 生活を見据えた作業療法の取り組み
 1.急性期
  脳血管障害リハビリテーションの流れを理解しよう!
  急性期から作業療法士が関わる意義とはなんだろう?
  急性期の状態像を把握しておこう!     ・・・ほか
 2.回復期(回復期リハビリテーション病棟)
  回復期リハビリテーション病棟とは
  回復期リハビリテーション病棟におけるリハビリテーションの流れ
  モーニング・イブニング訓練(ケア)で押さえておくべき視点   ・・・ほか
 3.移行期
  回復期と維持期の境目に位置する移行期を考えるには,回復期と維持期の
  両面から考える必要がある
  移行期リハビリテーションを実施する
  介護老人保健施設を例に「作業療法士の役割」を考える
 4.在宅生活期(地域)
  維持期における作業療法士の役割
  維持期の流れと作業療法の特徴
PART II 評価技術
 1.情報収集と評価の組み立て方
  評価にあたっての心得
  評価の流れ
 2.観察と全体像への結びつけ方
  なぜ観察するのか
  何をみるか
  全体をみるとはどういうことか
 3.患者一人ひとりの生活をみるADL評価
  生活をみるためには患者の声をよく聴くこと
  「できるADL」と「しているADL」の評価について
  患者にとってADLとは
 4.意味のある作業を見つけるために
  意味のある作業とは?
  回復期の特徴
  評価の場面で
  毎日の訓練のなかから    ・・・ほか
 5.再発や転倒の危険と作業療法での評価
  再 発/転 倒
 6.目標の設定方法
  良い目標の設定とは?
  情報を提供する
  目標を共有する
PART III 治療技術
 1.生活で使える上肢を目指して
  患者の訴えを「よく聴くこと・よく観ること」が最良の評価である!
  「上肢機能」ではなく,それぞれの「上肢の機能」を思い起こそう!    ・・・ほか
 2. 上肢をうまく使えるようにするために
  上肢機能回復の理論を知ろう
  「うまく使う」ようにするために必要な評価とは何だろう
  効果的に訓練を進めるコツ
 3. 上肢をうまく使うための訓練のバリエーション(進め方,やり方)
  麻痺手の状態を理解しよう!
  訓練の進め方の基本をマスターする  ・・・ほか
 4.体幹と下肢の機能と作業療法
  体幹と下肢の役割を知ろう!
  姿勢と動きの特徴を知ろう!     ・・・ほか
 5.高次脳機能障害と生活との関連の捉え方
  生活場面での困り事の背景を明らかにする
  急性期〜回復期のベッド上での活動に限定される時期は,認知機能の廃用を予防する
  回復期:道具の扱い方や作業手順の進め方に注目し,動作を分解して誤り(エラー)
  の特徴をみて症状を鑑別する     ・・・ほか
 6. こころのケア
  脳血管障害患者の多くは戸惑いや先行きの見えない不安を抱えていることを知る!!
  高次脳機能障害の有無でアプローチは異なる!!
  脳血管障害患者が不安を解消し生活を再構築するための3つのポイントを押さえる!!
  拒否されるときは…         ・・・ほか
 7. 1) 「できるADL,IADL」をいかに「しているADL,IADL」にするか
  評価に基づいて具体的な生活目標を設定する
  「できる活動」を訓練にて獲得する  ・・・ほか
 7. 2) 365日リハビリテーション実施体制と作業療法の提供の仕方・考え方
  なぜ,365日リハビリテーション実施体制が求められたのか?
  リハビリテーション医療における作業療法の機能・役割は何か?
  365日リハビリテーションの実施の現状はどうか?
  365日リハビリテーションサービスを提供するにはどのような工夫が必要か?
 8. 多職種間の連携と目標設定の考え方
  多職種間連携における3つのチームモデル
  モーニングケア(早出)やイブニングケア(遅出)をどう捉えるか
  目標設定の考え方
 9.退院先への情報の提供
  有用な情報とは何か?
  症例を通して具体的にイメージしてみよう!
索 引