初版発行からおよそ四半世紀が経過したが、「症候や病態生理の重要ポイントを簡潔に解説する」「わかりやすいイラストや樹形図で疾患の全体像をイメージできる」という編集スタイルが好評をいただき、息の長いベストセラーとなっている。とくに医学生やコメディカルのテキストとして多くの方々にご利用いただいている。今回の増補では、各疾患や症候群と直接関連するノーベル医学・生理学賞についての解説を加え、疾患の背景も理解できるようにした。

I.呼吸器疾患
　1.かぜ症候群
　2.インフルエンザ
　3.喉頭癌
　4.急性気管支炎
　5.気管支拡張症
　6.慢性気管支炎
　7.気管支喘息
　8.肺気腫
　9.マイコプラズマ肺炎
　10.細菌性肺炎　ほか

II.循環器疾患
　1.狭心症
　2.心筋梗塞
　3.細菌性心内膜炎
　4.僧帽弁狭窄症
　5.僧帽弁閉鎖不全症
　6.大動脈弁狭窄症
　7.大動脈弁閉鎖不全症
　8.心房中隔欠損症
　9.心室中隔欠損症
　10.肺動脈狭窄症　ほか

III.消化管疾患
　1.食道アカラジア
　2.食道癌
　3.マロリー・ワイス症候群
　4.食道裂孔ヘルニア
　5.逆流性食道炎
　6.急性胃炎
　7.慢性胃炎
　8.胃潰瘍
　9.十二指腸潰瘍
　10.ゾリンジャー・エリソン症候群　ほか

IV.肝・胆・膵・腹膜疾患
　1.急性ウイルス肝炎
　2.劇症肝炎
　3.慢性肝炎
　4.肝硬変
　5.肝癌
　6.肝膿瘍
　7.脂肪肝
　8.胆石症
　9.急性胆嚢炎
　10.急性胆管炎　ほか

V.腎・泌尿器疾患
　1.急性糸球体腎炎
　2.慢性糸球体腎炎
　3.ネフローゼ症候群
　4.急性腎不全
　5.慢性腎不全
　6.水腎症
　7.腎癌
　8.ウイルムス腫瘍
　9.嚢胞腎
　10.尿細管性アシドーシス　ほか

VI.血液疾患
　1.鉄欠乏性貧血
　2.悪性貧血
　3.再生不良性貧血
　4.遺伝性球状赤血球症
　5.自己免疫性溶血性貧血
　6.特発性血小板減少性紫斑病
　7.血栓性血小板減少性紫斑病
　8.血友病
　9.シェンライン・ヘノホ紫斑病
　10.真性赤血球増加症　ほか

VII.内分泌・代謝疾患
　1.先端肥大症
　2.下垂体前葉機能低下症
　3.尿崩症
　4.腎性尿崩症
　5.下垂体性小人症
　6.バーター症候群
　7.原発性アルドステロン症
　8.クッシング症候群
　9.アジソン病
　10.褐色細胞腫　ほか

VIII.膠原病とその類似疾患
　1.リウマチ熱
　2.慢性関節リウマチ
　3.全身性エリテマトーデス
　4.皮膚筋炎
　5.汎発性強皮症
　6.多発性動脈炎
　7.ウェジナー肉芽腫症
　8.シェーグレン病
　9.ウェーバー・クリスチャン病
　10.ベーチェット病

IX.脳・神経疾患
　1.脳出血／脳梗塞
　2.くも膜下出血
　3.脳腫瘍
　4.脳膿瘍
　5.無菌性髄膜炎
　6.化膿性髄膜炎
　7.結核性髄膜炎
　8.多発性硬化症
　9.パーキンソン病
　10.重症筋無力症　ほか

ノーベル医学・生理学賞　年表
日本語索引
英語索引