ガイドラインだけでは対応できない，婦人科癌診療の現場で遭遇する様々な疑問に回答．各エキスパートの明確且つ具体的な解説は，日々の診療の一助となるだろう．

目次

?．子宮頸癌
A．疫学
　Q1　子宮頸癌の罹患率，死亡率の推移について教えてください…＜蝦名康彦＞2
　Q2　子宮頸癌発症のリスク因子について教えてください…＜大竹秀幸＞8
B．予防
　Q3　子宮頸癌検診の最近の動向について教えてください（検診にHPV-DNA検査は必要か)…＜長阪一憲，川名　敬＞13
　Q4　キャッチアップ世代の子宮頸がん予防ワクチンは有効ですか？…＜澤田健二郎，木村　正＞18
　Q5　男性に対する子宮頸がん予防ワクチンの有効性について教えてください…＜新井正秀＞23
　Q6　子宮頸部円錐切除術施行後の子宮頸がん予防ワクチン接種は意味がありますか？…＜田畑　務＞26
C．病理と分類
　Q7　ベセスダ分類のASC-US，ASC-Hの取り扱いはどうしたらよいですか？…＜二神真行，横山良仁，水沼英樹＞29
　Q8　ベセスダ分類のAGCの取り扱いはどうしたらよいですか？…＜西ヶ谷順子，小林陽一，岩下光利，坂本憲彦＞32
　Q9　最少偏倚腺癌とLEGHとは何ですか？　また治療方針について教えてください…＜大原　樹，鈴木　直＞36
D．診断
　Q10　腫瘍マーカーの最適項目とその解釈について，軽度上昇したらどのように対応しますか？…＜吉岡範人，鈴木　直＞39
　Q11　Narrow Band Imagingは診断に有用ですか？…＜藤井多久磨，仲村　勝＞46
　Q12　画像診断による傍結合織浸潤の評価は可能ですか（内診・直腸診との比較で)？…＜藤村正樹，清水基弘，永光雄造＞49
E．治療方針
　Q13　ハイリスクHPV陽性の取り扱いについて教えてください…＜戸澤晃子，鈴木　直＞53
　Q14　持続するCIN 2は経過観察ですか？　あるいは蒸散するべきですか？…＜奈須家栄，楢原久司＞58
　Q15　子宮頸部円錐切除後の経過観察の間隔と期間について教えてください…＜小曽根浩一，田部　宏，岡本愛光＞63
　Q16　閉経後女性のCIN 3に対して子宮頸部円錐切除術と子宮全摘どちらを選択しますか？…＜?田杏奈，庄子忠宏，杉山　徹＞68
F．治療各論：手術
　Q17　腹腔鏡手術は可能ですか？　ロボット支援手術は可能ですか？…＜林　茂徳，二宮委美，新井宏治＞72
　Q18　妊孕性温存のための広汎性子宮頸部摘出術の適応について教えてください…＜田中京子，杉山重里，西尾　浩，青木大輔＞75
　Q19　神経温存手術のコツについて教えてください…＜仲村　勝，高松　潔＞79
　Q20　子宮頸部円錐切除後の頸管狭窄・閉鎖に対する対処法について教えてください…＜小林裕明＞84
G．治療各論 : 薬物療法
　Q21　CCRTの化学療法は何を選択しますか？…＜關　壽之，高倉　聡，岡本愛光＞87
　Q22　分子標的治療の導入は期待されますか？…＜岩?雅宏，寺本瑞絵，齋藤　豪＞92
　Q23　化学療法施行時のレジメンについて教えてください
…＜島田宗昭，出浦伊万里，紀川純三＞95
H．治療各論 : 放射線療法
　Q24　強度変調放射線治療とは何ですか？…＜戸板孝文，有賀拓郎，村山貞之＞99
I．治療各論 : 対症療法の実際
　Q25　術後の排尿障害に対する治療法について教えてください…＜池田仁惠＞104

?．子宮体癌
A．疫学
B．発生
C．診断
D．治療各論
E．癌肉腫，子宮肉腫

卵巣癌
A．疫学
B．予防
C．診断
D．治療各論 : 手術
E．治療各論 : 薬物療法
F．治療各論 : 放射線療法
G．治療各論 : 合併症と対症療法の実際

その他
A．外陰癌・腟癌
B．絨毛性疾患
C．緩和医療

索引…335