血管外科手術手技書の決定版！一般外科医が心得ておくべき血管疾患の知識と対処しなければならない血管再建の基本的手技を，日常よく遭遇する疾患を中心に，詳細な図を多用して手にとるようにわかりやすく解説．改訂2版は新規項目も追加．末梢血管外科をこれから始めようとする医師はもとより，すでに専門として携わっている医師にもおすすめ．

I．局所解剖学からみた血管露出法

1　上腹部大動脈
2　腹部大動脈
3　腎動脈
4　腸骨動静脈
5　総大腿動脈ならびに大腿動脈分岐部
6　浅大腿動静脈
7　膝窩動静脈
8　前脛骨動脈
9　後脛骨動脈
10　腓骨動脈
11　足背動脈，足底動脈
12　総頚動脈，内頚動静脈
13　腋窩動静脈
14　上腕動静脈
15　前腕・手の動静脈
16　腹部下大静脈

II．基本手術手技

1　血流遮断法
2　血管吻合の基本事項
3　血管縫合針・糸とその選択
4　人工血管の種類
5　静脈採取法
6　静脈弁破壊法

III．血行再建の手技

1　腹部大動脈瘤
A.待機手術（IMA再建を含む）
B.破裂手術
2　末梢動脈閉塞性疾患
A.高位大動脈閉塞症
B.大動脈腸骨動脈閉塞症
C.大腿膝窩—下腿動脈閉塞症
D.非解剖学的バイパス
E.感染病変の血行再建
F.膝窩動脈瘤，捕捉症候群，嚢腫
G.頚動脈血栓内膜切除術
H.Eversion TEA
I.急性動脈閉塞症
3　弓部大動脈ステントグラフトの分枝再建

IV．血管内治療

1　腸骨動脈
2　大腿動脈
3　下腿動脈
4　腎動脈
5　塞栓術（腹部内臓動脈瘤）
6　IVCフィルター