書名 |
ファーマシューティカルケアのための医療コミュニケーション |
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筆頭著者 |
日本ファーマシューティカルコミュニケーション学会・監 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-525-70451-3 |
発行年 |
2014年4月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 286頁 |
分類 |
薬学/薬学一般/法規・制度、社会薬学 |
価格 |
定価3,850円(本体3,500円 税10%) |

薬剤師として患者や医療従事者へどのようなコミュニケーションを図るかを実践的に解説した教科書.“学会が推奨する医療コミュニケーションの講義”をコンセプトとし,コミュニケーションの基礎知識からがんや精神疾患などの患者別,薬局・在宅・病棟等の場面別での具体的な対応法をケーススタディを通じて学ぶことのできる内容となっている.

1章 基礎編
Ⅰ 社会における薬剤師の役割
1.社会で薬剤師が果たす役割の変遷とコミュニケーション能力の向上
2.なぜ,コミュニケーションは重要か?
Ⅱ コミュニケーションの基礎
3.自己概念と対人認知
4.性格特性を知る─交流分析とエゴグラム─
5.自己の確立─発達段階とその課題─
6.対人関係に影響を及ぼす心理学的要因
7.言語・非言語コミュニケーション
8.接遇の基本
9.コミュニケーションスキルの基礎—①質問
10.コミュニケーションスキルの基礎—②聞く・聴く
Ⅲ コミュニケーションスキルの活用
11.チームビルディング
12.自他尊重のコミュニケーション─自分も相手も生かすコミュニケーションとは?─
Ⅳ 多様性の受容
13.医療における倫理問題
14.価値観の多様性
15.ストレス
2章 臨床編
Ⅰ ファーマシューティカルコミュニケーション
1.なぜ,薬剤師にコミュニケーションは重要か?
2.病いと疾病─患者・薬剤師の解釈モデル─
3.患者情報を得るためのコミュニケーション(一般用医薬品)
4.患者の思いに寄り添うコミュニケーション
5.患者を理解するための評価尺度
6.医薬品情報を伝えるためのコミュニケーション
7.副作用症状の聴取
8.セルフケアの支援に向けて
9.倫理的葛藤とコミュニケーション
Ⅱ 患者理解
10.生活習慣病患者
11.がん患者
12.精神疾患患者
13.高齢者
14.臨床試験の同意説明─治療(診療)と研究の違いをどう説明するか?─
15.クレームマネジメント
Ⅲ 他職種とのコミュニケーション
16.患者本位の医療を目指して─多職種との討議─
17.在宅チームでのコミュニケーション
18.病棟チーム(NSTなど)でのコミュニケーション
19.救急・災害医療でのコミュニケーション
20.統合型学習による臨床コミュニケーション・トレーニング
─ファーマシューティカル・ケアプラン作成を志向したプログラムを例に─
21 キャリアプランニング
ロールプレイ用シナリオ集
1.副作用症状をどう聴取するか?
2.疾患の報告義務と守秘義務とが対立した場合はどのように対応するか?
3.検査データをどう伝えるか?
4.抗がん剤の服用に不安を感じている患者の服薬を支援できるか?
5.退院後も納得して服用を継続してもらえる対応ができるか?
6.どうして血圧はあがったのか?
7.治療と研究の違いをどう伝えるか?
8.クレームへの適切な対応法とは?
9.在宅チームで実際どのようにコミュニケーションを取っていくか?
10.場面に合わせた対応を行うためにはどうするか?
11.意識のない傷病者情報をどのように収集してスタッフに伝えるか?
12.どのように患者へのケアプランを作成するか?