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書名

外傷救急のパラダイムシフト ダメージコントロールサージェリー

筆頭著者

葛西 猛・編

出版社名

診断と治療社

ISBNコード

ISBN978-4-7878-2043-3

発行年

2014年1月

判型 / 頁数

B5判 / 216頁

分類

臨床医学系/救急医学

価格

定価8,250円(本体7,500円 税10%)

内容

もはや「ダメージコントロール=パッキング」の時代ではない.患者の生理学的状態を迅速に見極め,definitive treatmentへ斬り込む.ダメージコントロールの新しい時代を告げる一冊.

目次

序文
総論
A ダメージコントロールの概念と歴史的背景 葛西 猛
 1 ダメージコントロールの新しい概念
 2 ダメージコントロールの歴史的背景
B ダメージコントロールの構成要素 今 明秀
 1 abbreviated treatment
 2 生理学的機能の回復
 3 planned reoperation
C ダメージコントロールの適応条件 阪本雄一郎
 1 生理学的予備力の限界
 2 hostの条件
 3 臓器の損傷形態
 4 腹部臓器損傷に多部位臓器損傷の合併
 5 施設の対応
D ダメージコントロールを選択する生理学的基準 当麻美樹
 1 術前,術中のdeadly triadの定義とその是正
 2 術前,術中の輸血量あるいは推定出血量
E ダメージコントロールのパッキングの仕方 金子直之
 1 両葉に跨るIIIb型肝損傷,IIIb型肝損傷に傍肝静脈損傷合併
 2 膵頭部断裂,上腸間膜動静脈損傷合併
 3 開放性骨盤骨折
 4 under‐packing,over‐packingに注意
F 大動脈遮断 松本 尚
 1 左開胸大動脈遮断の手技
 2 RT下での大動脈遮断の効果
 3 大動脈遮断用カテーテルの挿入
 4 遮断のタイミングと遮断時間
G ダメージコントロールと経カテーテル動脈塞栓術(TAE) 伊藤憲佐
 1 根本的理念
 2 症例呈示
H 腹部コンパートメント症候群(ACS) 中澤佳穂子,藤田 尚
 1 IAP,IAH,ACSの定義
 2 ACS(IAH)の臨床所見
 3 ACSの予防と一般的閉腹(TAC)
 4 再手術時のOAに対する手技
 5 OAの合併症

各論
A 胸部外傷におけるダメージコントロール 平 泰彦
 1 輪状甲状間膜切開と気道出血
 2 緊急開胸〔救急室開胸(ERT)〕
 3 肺損傷
 4 気管・気管支損傷
B 胸部外傷(心損傷)におけるダメージコントロール 松本 尚
 1 心損傷
C 腹部外傷におけるダメージコントロール 葛西 猛/金子直之/栗栖 茂
 1 重症型肝損傷
 2 脾損傷
 3 腎損傷,腎血管損傷,尿管損傷,膀胱損傷
 4 膵損傷
D 動静脈損傷 角山泰一朗,藤田 尚
 1 結紮可能な動静脈損傷,結紮不可能な動静脈損傷
 2 胸部大動脈損傷
 3 腹部動静脈損傷に対するアプローチと治療の概略
 4 四肢動静脈損傷
E 骨盤損傷 新藤正輝
 1 不安定型骨盤骨折
 2 骨盤開放骨折
F 四肢損傷 新藤正輝
 1 GustiloタイプIIIA,IIIB開放骨折
 2 GustiloタイプIIIC開放骨折
G 多発外傷とダメージコントロール 加地正人
 1 多発外傷とダメージコントロール
 2 胸部外傷と腹部外傷の合併とダメージコントロール
 3 心損傷(心タンポナーデ)
 4 腹部主要血管損傷とERT,ERL,ダメージコントロール
 5 腹部外傷と骨盤骨折
 6 開腹先行時の骨盤骨折からの出血制御法

索引