書名 |
スポーツ膝の臨床 (第2版) |
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筆頭著者 |
史野根生・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-307-25158-7 |
発行年 |
2014年2月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 120頁 |
分類 |
臨床医学系/整形外科学 |
価格 |
定価5,170円(本体4,700円 税10%) |
全章にわたり、最新の症例写真・イラストを多数追加。前十字靱帯損傷の章では、再前十字靭帯再建術についても記載。初版同様オールカラーで、かつ紙面をよりビジュアルに刷新した。診断、治療、後療法、予防への取り組みのすべが理解できる、コメディカルも含めたスポーツ膝診療に関わるすべてのスタッフ、学生、教員に贈る、スポーツ膝診療の実践書。
序章●膝のスポ-ツ傷害を診るにあたって
1.診断に際して
a.膝の痛みは、どこで感じる?
b.徒手不安定性テストによる靱帯損傷診断
c.靱帯損傷による痛み
d.関節鏡診断
2.治療にあたって
a.外固定か、早期可動域訓練か
b.手術療法か、保存療法か
c.筋力が十分回復すれば、スポ-ツ復帰させてよいか
3.スポ-ツ復帰にあたって
第1章●過度使用(overuse)による障害
1.関節外病変
a.腸脛靱帯炎
b.ジャンパ-膝(膝蓋靱帯炎)
c.分裂膝蓋骨
d.鵞足炎
e.腓腹筋外側頭起始部周囲炎
2.関節内病変
a.タナ障害
b.関節軟骨障害:膝蓋大腿関節・外側脛骨プラト-
c.離断性骨軟骨炎
第2章●前十字靱帯損傷
1.概念・発生機序・疫学
2.診断
a.病歴聴取のポイント
1)新鮮例または初回受傷に関して
2)陳旧例
b.理学所見
1)Lachmanテスト
2)前方外側亜脱臼誘発テスト
3)前方引き出しテスト
c.補助診断法
1)器械を用いた定量的前方不安定性テスト
2)画像
3)関節鏡
d.鑑別診断
3.治療
a.保存療法
b.手術療法
1)背景
2)前十字靱帯再建術
3)前十字靱帯損傷膝における関節内軟部組織合併損傷
4)再前十字靱帯再建術
第3章●靱帯損傷
1.後十字靱帯損傷
a.発生機序・疫学
b.診断
1)病歴上の特徴
2)理学所見
3)補助診断法
c.治療
1)新鮮例
2)陳旧例
2.内側側副靱帯損傷
a.発生機序・疫学
b.診断
1)病歴聴取上のポイント
2)理学所見
3)補助診断法
c.治療
d.予防・メンテナンス
3.(後)外側支持機構損傷
a.概念・症状
b.発生機序
c.診断
d.治療
4.複合靱帯損傷
a.発生機序
b.診断
c.治療
第4章●半月損傷
1.概念
a.外傷性断裂(靱帯損傷を伴わないもの)
b.円板状半月を誘因とした若年者の変性断裂
c.加齢による中高年者の変性断裂
d.靱帯損傷(前・後十字靱帯)による不安定性に起因するもの
e.先天性外側弛緩半月および外側半月外周辺部縦断裂
f.半月損傷と鑑別を要する脛骨近位部骨挫傷/不全骨折
2.診断
a.臨床症状
b.臨床診断
c.画像診断
d.鑑別診断
3.治療
a.保存療法
b.手術療法
1)半月切除術
2)半月修復・縫合術
3)半月再建術
c.半月損傷に対する治療後の予後
第5章●膝蓋大腿関節傷害
1.膝蓋骨外側脱臼による不安定症
a.急性膝蓋骨外側脱臼(初回脱臼)
1)症状
2)理学所見
3)画像所見
4)治療
b.反復性膝蓋骨(外側)
1)症状
2)理学所見
3)画像所見
4)治療
2.過使用による骨・軟骨障害
a.骨障害
1)分裂膝蓋骨
2)離断性骨軟骨炎
b.軟骨障害
第6章●予 防
1.メディカルチェック
a.年齢・肥満度
b.下肢アライメント
c.関節弛緩性
d.局所的危険因子
e.既往歴
f.フォ-ム
g.シュ-ズ・用具・プレイグラウンド状態など
2.社会的要素
a.スポ-ツ現場の問題
b.教育現場の問題