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書名

パーキンソン病とともに楽しく生きる

筆頭著者

水野美邦・著

出版社名

中外医学社

ISBNコード

ISBN978-4-498-22810-8

発行年

2013年12月

判型 / 頁数

A5判 / 216頁

分類

臨床医学系/脳神経・神経内科学

価格

定価3,300円(本体3,000円 税10%)

内容

「パーキンソン病は決して深刻な病気ではありません」約50年にわたり診療に打ちこんできたパーキンソン病学の泰斗が,患者さんに向けて病気との付き合い方を易しく説く.

目次

目 次


第1章 パーキンソン病とは
1.水野美邦先生の診察室 1
2.講演会でよく受ける質問 2
3.パーキンソン病の症状 4
4.パーキンソン病の重症度,予後 10
第2章 パーキンソン病の原因
1.パーキンソン病ではどこが悪くてこうなるのでしょうか? 13
2.黒質が障害されるとどうなるのでしょうか? 17
第3章 パーキンソン病の治療に使用される薬物とその副作用
1.L?ドーパ製剤 22
2.ドパミンアゴニスト 35
3.モノアミン酸化酵素B(MAOB)阻害薬 51
4.カテコール?O?メチル転移酵素(COMT)阻害薬 57
5.ゾニサミド 59
6.アデノシンA2A受容体遮断薬 61
7.アマンタジン 63
8.抗コリン薬 65
9.ドロキシドパ(ドプス?) 69
第4章 将来の治療
1.細胞治療 71
2.遺伝子治療 73
3.神経細胞保護療法 75
4.免疫療法 77
5.RNA干渉 77
第5章 治療の実際
1.初期の患者さんの治療の進め方 79
2.初期に使われる薬物 80
3.ドパミンアゴニストの使用 82
4.L?ドーパの使用 86
5.初期の処方の実例 88
6.初期の治療でよくなったら 88
7.初期の処方で十分にはよくならない場合 91
8.最初の治療でよくならない場合―他の薬物の追加― 92
9.L?ドーパに対する患者さんの反応の変化 92
10.ウェアリングオフの臨床症状 94
11.ウェアリングオフの対処法 97
12.ノーオン・ディレイドオン 101
13.オフ時のジストニア 102
14.オフ時の非運動症状 103
15.オン時のジスキネジア 103
16.ダイフェイジックジスキネジア 105
17.オン時のジストニア 106
第6章 治療の経過中起きるかもしれない諸問題
1.L?ドーパ製剤の効果が減弱 107
2.すくみ足,小走り歩行 107
3.ふらつき 108
4.転倒 109
5.姿勢異常,腰折れ,ピサ症候群,首下がり 112
6.骨折 114
7.肺炎 114
8.イレウス 115
9.悪性症候群 115
第7章 パーキンソン病の非運動症状
1.食欲低下,吐き気,嘔吐 117
2.便秘 118
3.頻尿 120
4.性機能障害 123
5.動悸,胸苦しさ 123
6.むくみ 124
7.低血圧 124
8.起立性低血圧 126
9.食餌性低血圧 127
10.発汗異常 128
11.流涎 129
12.アレルギー症状 129
13.痛み,しびれ 130
14.嗅覚低下 132
15.不眠 132
16.ムズムズ脚症候群 134
17.レム睡眠行動異常 135
18.日中過度の眠気・突然の眠り込み 137
19.不安状態 138
20.うつ状態 140
21.アパシー 143
22.アネドニア 144
23.疲労 144
24.幻覚 144
25.妄想 146
26.興奮・乱暴行為 146
27.衝動調節障害とドパミン調節障害 147
28.性衝動の亢進 148
29.賭博癖の亢進 148
30.病的な買い物 149
31.大食い 149
32.薬の濫用 149
33.プンディング(Punding) 150
34.認知症 150
35.レビー小体型認知症 152
第8章 検査所見
1.脳MRI 153
2. 心筋シンチグラフィー 154
3. 脳の超音波検査 155
4. 脳血流検査 155
第9章 日常生活はどのように送ったらよいでしょうか?

第10章 パーキンソン病についてもっと知りたい方へ

第11章 家族性パーキンソン病(遺伝性パーキンソン病)

19.ペリー症候群 185
20.ゴーシェ病 185
第12章 二次性パーキンソニズム

第13章 症候性パーキンソニズム


おわりに 206

付図1 黒質はどこにあるのでしょう? 208
付図2 パーキンソン病の黒質,右上と右下は正常対照 209
付図3 黒質と線条体の関係 209
付図4 抗パーキンソン病薬写真 210

索引 213