書名 |
学校・職場のメンタルヘルスの実践と応用 ―ストレス関連健康障害への対処 |
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筆頭著者 |
筒井末春・監(東邦大学名誉教授・人間総合科学大学名誉教授) |
その他著者等 |
牧野 真理子 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88002-848-4 |
発行年 |
2013年12月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 147頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/心身医学・臨床心理学 |
価格 |
定価2,970円(本体2,700円 税10%) |

本書は、メンタルヘルスに関する、学校ならびに職場における必要な情報はもとより、環境要因、スタッフ間の連携などにもフォーカスを当て、実際の現場で役立つよう、摂食障害・リストカット・双極性障害・現代型うつ病など数多くの症例を盛り込みました。
学校医・産業医をはじめとする学校・職場のメンタルヘルスに関わる職種の方にオススメの1冊です。

Ⅰ 学校のメンタルヘルス
1 学校メンタルヘルスの現状とストレス関連健康障害
1.近年の傾向と統計
2.ストレス関連健康障害
2 メンタルヘルスの問題を抱える児童・生徒の環境要因
1.家庭の問題
2.対人関係やそのトラブル
3.挫折体験
4.学業不振・学習意欲の低下
5.ネットやゲーム
6.学校との相性
3 メンタルヘルスを担うスタッフとその役割
1.校長・教頭
2.学級担任
3.養護教諭
4.スクールカウンセラー
5.スクールソーシャルワーカー
6.校医
7.教育委員会
8.地域資源
9.心の健康問題の組織的な対応の進め方
4 学校メンタルヘルスにおける薬物療法・心理療法の役割
1.薬物療法
2.心理療法
5 症例とその対応
1.摂食障害(神経性無食欲症:制限型)
2.身体表現性障害(身体化障害)
3.身体表現性障害(転換性障害)
4.強迫性障害
5.アスペルガー症候群
6.リストカット
Ⅱ 職場のメンタルヘルス
1 職場のメンタルヘルスの現状
1.労働環境の変化
2.メンタルヘルスに関連する法律など
3.心の病の現状と事業所の取り組み
4.心の病の労災認定
5.社内スタッフの役割と連携
2 職場のメンタルヘルスに関連する障害
1.うつ関連障害
2.パニック障害
3.適応障害
4.摂食障害
5.社交不安障害
6.更年期障害
7.発達障害
3 ライフサイクルとメンタルヘルス
1.青年期
2.中年期(成人期,壮年期)
3.老年期(主として初老期まで)
4 職務・勤務形態からみた産業ストレス
1.交代勤務者
2.単身赴任者
3.海外勤務者
4.派遣社員
5 職場の健康管理の進め方
1.職場管理のポイント
2.就業制限や休職の判定
3.休職中の職員への対応
4.リワーク(Return to work)
5.リハビリ勤務
6.復職判定
7.復職後の管理と再発予防
8.職場再適応への支援
6 主治医と産業医との連携に際して
1.主治医(メンタルヘルス専門医)と産業医の判断ギャップを解消するために
2.復職までの休職者とのコンタクト(産業医と主治医の立場から)
3.職場復帰可の最終判定は誰がするのか?
7 症例とその対応
1.うつ病
2.双極性障害 Ⅱ型
3.うつ病(女性の場合)
4.現代型うつ病
■おわりに
■文 献
■索 引