書名 |
大動脈外科の要点と盲点 (第2版) ≪心臓外科 Knack & Pitfalls≫ |
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筆頭著者 |
髙本眞一・編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-8306-2337-0 |
発行年 |
2013年10月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 424頁 |
分類 |
臨床医学系/心臓・血管外科 |
価格 |
定価22,000円(本体20,000円 税10%) |

大動脈外科のスタンダードを示し,最新の技術のコツと陥りやすい落とし穴を,一流の心臓血管外科医の知恵で解説する.

Ⅰ.大動脈外科の現況-世界に誇る本邦の大動脈外科-
II.大動脈と周辺組織の解剖のKnack & Pitfalls
1.大動脈壁の解剖
2.大動脈基部の解剖
3.弓部大動脈の解剖
4.下行大動脈,肋間動脈の解剖
5.腹部大動脈の解剖
III.大動脈疾患診断のKnack & Pitfalls
1.診断するために胸部X線写真で何をみて,そしてどう対応するか
2.診断するために血管造影像で何をみて,どう対応するか
3.診断するためにCTで何をみて,そしてどう対応するか
4.診断するためにCT,MRIで何をみて,そしてどう対応するか-Adamkiewicz動脈の描出に
ついて-
5.診断するためにエコー検査で何をみて,そしてどう対応するか
6.緊急手術のときの診断-何を使うか-
7.大動脈解離の偽腔血栓化の診断をどうするか
8.遺伝性大動脈疾患の診断
IV.手術適応決定のKnack & Pitfalls
1.疾患別からみた手術適応の決定
a.胸部大動脈瘤-自然予後との関係-
b.大動脈解離-自然予後との関係-
c.Marfan症候群
d.腹部大動脈瘤-自然予後との関係-
2.身体機能検査からみた手術適応の決定
3.年齢からみた手術適応の決定
Ⅴ.術前管理のKnack & Pitfalls
1.術前検査
a.手術のために心エコーをどう使い,活かすか
b.手術のために頸部エコーをどう使い,活かすか
c.手術のために呼吸機能をどうみるか
d.手術のために冠動脈造影をどう使い,活かすか
2.手術準備
a.インフォームド・コンセント
b.貯血
c.腸管のpreparation
3.糖尿病合併症例の術前管理
4.腎不全合併症例の術前管理
5.呼吸機能低下症例の術前管理
6.DICの術前管理
VI.大動脈外科における人工心肺のKnack & Pitfalls
1.超低体温・循環停止法
2.選択的脳灌流法
3.逆行性脳灌流法
4.逆行性脳循環法と間歇的静脈圧増強逆行性脳灌流法
5.部分体外循環法
6.左心バイパス法
7.送血箇所の決定
8.体外循環中の温度管理
VII.大動脈外科手術における臓器保護のKnack & Pitfalls
1.心筋保護
2.脊髄保護
3.腹部臓器保護
VIII.大動脈外科手術時の補助手段のKnack & Pitfalls
1.麻酔
2.術中エコー
3.近赤外線モニター
4.SEP,MEP
IX.大動脈外科手術のKnack & Pitfalls
ⅰ.手術総論
1.開胸法
2.大動脈吻合法
3.グラフトの選択
ii.部位別手術(手術の概要と成績)
1.大動脈基部の手術
a.Bentall手術
b.大動脈弁温存手術
c.Yacoub手術
2.上行大動脈の手術
3.弓部大動脈の手術
a.選択的脳灌流法
b.逆行性脳灌流法
4.遠位弓部大動脈の手術
a.選択的脳灌流法
b.逆行性脳循環法-左開胸による遠位弓部置換術-
5.下行大動脈の手術
6.全胸部大動脈置換術
7.胸腹部大動脈瘤の手術
8.腹部大動脈(傍腎動脈,腎動脈下)の手術
9.extraanatomical bypass
iii.疾患別手術
1.急性大動脈解離
2.偽腔血栓型大動脈解離の治療
3.意識障害のある急性大動脈解離の治療
4.同時冠動脈バイパス術
5.感染性大動脈疾患の外科治療
a.ホモグラフト
b.人工血管
6.炎症性大動脈疾患の手術
7.再手術-アプローチをどう選ぶか-
Ⅹ.ステントグラフト治療のKnack & Pitfalls
1.ステントグラフトの種類とその適応
2.弓部大動脈のステントグラフト治療
3.open stent療法
4.胸部大動脈瘤に対するステントグラフト治療
5.胸腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療
6.腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療
7.ステントグラフトが感染したらどうするか
8.ステントグラフト治療の麻酔
XI.術後管理のKnack & Pitfalls
1.手術直後の管理
2.大動脈手術後の合併症対策
3.術後の投薬と外来での管理
4.ステントグラフト治療の術後管理