書名 |
妊娠と高血圧 ―内科医・産科医のための薬剤療法マニュアル |
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筆頭著者 |
日本妊娠高血圧学会・編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-307-30117-6 |
発行年 |
2013年10月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 212頁 |
分類 |
臨床医学系/産科婦人科学 |
価格 |
定価5,500円(本体5,000円 税10%) |

妊娠高血圧症候群(PIH)の病態、診断、降圧薬投与の必要性とその意義、治療の進め方などについての最新知識を、内科医と産科医がそれぞれの観点から具体的に解説。母体の降圧療法における内科医と産科医の考え方の相違を明らかにし、両者が分娩周辺期だけでなく中長期にわたり、共通認識のもと協力して管理・加療を行うことを目指す。PIH診療に携わる産科医、内科医、麻酔科医等必携の書。用語解説、クリニカルクエスチョンも収載。

■第1章 PIH の高血圧の病態
産科医の見地から
内科医の見地から
■第2章 血圧の測定法と問題点
内科医の見地から
産科医の見地から
■第3章 PIH における降圧薬による管理法
1.妊娠前
産科医の見地から
2.妊娠中および分娩時
産科医の見地から
麻酔科医の見地から
子癇、妊娠関連脳血管障害
HELLP症候群、急性妊娠脂肪肝
肺水腫
3.産褥期(授乳期)および中高年に至るまで
産科医の見地から
小児科医の見地から
■第4章 加重型妊娠高血圧腎症における降圧薬の使い方・管理法
1.主として本態性高血圧、二次性高血圧
産科医の見地から
2.特に腎疾患との関連において
内科医の見地から
■第5章 αβ遮断薬、Ca 拮抗薬の禁忌条項改定と問題点
■第6章 症例提示
PIH 症例における管理の実際
症例1:不妊クリニックでブライダルチェックをせずに不妊治療し、妊娠成立後に分娩機関に紹介され、妊娠継続した症例
症例2:加重型妊娠高血圧腎症で高血圧緊急症を回避するために降圧薬を使用した症例
症例3:妊娠高血圧腎症(または妊娠高血圧)または加重型妊娠高血圧腎症で児の成熟のために妊娠期間の延長を目的として降圧薬を使用した症例
症例4:妊娠経過に問題なく、陣痛発来後血圧が上昇(180/110 mmHg)し、子癇を発症した症例
症例5:重症妊娠高血圧腎症の症状が産褥長期に持続し、長期フォロ-アップが必要であった症例