書名 |
なに?これ! 胸部X線写真 |
---|---|
筆頭著者 |
池田貞雄・他著 |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-7653-1579-1 |
発行年 |
2013年9月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 257頁 |
分類 |
臨床医学系/画像診断 |
価格 |
定価7,040円(本体6,400円 税10%) |
一目で異常だと判る胸部背腹写真を前に,「この症例はどうです?」と問われたら,どう答える?苦し紛れに「ここが曇っています」と指差すか?先ずは異常陰影のある場所を具体的にのべ,周辺の状況を判断して可能性の高い診断名を考える。著者たちが外来や職場検診の読影で経験した「なに?これ!」という83症例について,診断に至るまでの思考過程を2〜3人で討論する形で述べている。
外来では異常所見があれば更に検査を追加することも可能だが,検診での異常は毎年の陰影の変化は追跡できるものの,更にCTなどでの解析はできない場合が多い。この正解がない異常所見を二人の著者がそれぞれ独立して読影すれば,どのような結論になるのか?二人で診断のコンペを行なった。自信がある症例では図を書いて説明したのもあるし,診断がしぼり切れずに更に検査が必要と逃げてしまったのもある。
このように著者二人が臨床の場で実際に行なっている読影の考え方をのべているが,過去の経験を頼りに診断すると恥をかくことが多い,目の前の画像を注意深く観察することだけが正しい診断につながると述べている。
読影に必要な基礎知識
・症例